最近仕入れに関する記事が多かったですが、今日も仕入れに関する記事です^^;
昨日の記事でも書きましたけど、遠征せどりに来ているであろう彼らの姿を見て、改めて昔の私自身を思い出しましたので、当時の心境を振り返るような記事になりますがご理解いただけますと幸いです。
さて、私のせどりの取っ掛かりは中古本でした。
中古本をやってた時は、一冊一冊バーコードをスマホアプリにかざしていって気が遠くなるような作業を毎日続けていました。
その後、ビームという恐ろしく速いスピードでバーコードを読み取っていけるツールの存在を知りましたが、その頃にはもう中古本のせどりを完全に辞めてしまって、ホームセンターでの新品せどりに切り替えていました。
中古本せどりをしていた頃は、もちろん本の目利きなんてできないのでスマホアプリに頼っていたんですが、それでも毎日毎日ブックオフで検索していると、不思議となんとなく利益が取れそうな本がわかってくるもんです。
そんな超素人目利きと効率の悪いスマホアプリの検索をプラスして、少しずつ伸びていった私のひと月の最高利益は・・・
わずか5万円でした。
これが中古本せどりをやっていた私の最高月収です。
私の給料は日本の最低賃金の時給以下だったんです(T_T)
その後切り替えたホームセンターのせどりは、最高月収60万円まで一気に駆け上がることができました。
(コンサルを受けたからなんですけどね)
でも新品せどりのため、出た利益を仕入れにつぎ込んでいたので、結局手元にお金が残る感覚はなかったんですけどね。。
そして、この新品せどりのほうもその後売り上げの低い月が何回かあり、ここで資金ショートの危機に陥ります。
以上、昔の私のせどり経歴はこんな感じです。
まず中古本せどりで失敗。
次に新品せどりで成功したつもりでいたら結局失敗。
とまあ、こんな流れで来ていました。
資金ショートの危機に陥った時は、さすがにもうこれ以上せどりなんてできないと思いましたけど、何の取り柄もない私がこの歳から転職なんてできるはずもなく、そもそも「誰にも左右されずに自由になる」という目的で始めたからには逃げるわけにもいかず、その後小さな脳みそをフル回転させて利益の追求をして中古せどりの世界に飛び込んだわけです。
このように、最終的に今の中古せどりに落ち着きますが、中古せどりに切り替えてからすぐに結果が出たのかというと決してそんな事はありません。
私の場合、中古品はプリンターからはじめました。
はじめましたというか、最初はプリンターだけ探し求めていました^^;
なぜ、プリンターだけやっていたかというと、ハードオフやリサイクルショップに行くとほぼ必ず置いてあり、仕入れする金額とAmazonの中古プリンターの価格の差が大きいものが多かったからという理由だけです。
一撃5000円の利益はあたりまえ。
良いものでは10000円以上の利益もあるジャンルです。
この頃は毎日毎日プリンターを仕入れて毎日毎日売れていってました♪
でも、そんな日々は長く続かないものです。
プリンターは、中古せどりを始めたばかりの私でさえ簡単に仕入れでき、利益も大きい美味しい商品です。
こんなジャンルは日が経つにつれライバルが増えていくのが自然の流れですよね。
私の場合も、そんな自然の流れのとおり徐々にプリンターが仕入れにくくなり、Amazonのライバルセラーも増えていくようになりました。
(ちなみに、昔のようにプリンターだけというのは難しいですが、プリンターは今でも十分狙える商品ですので)
それからというもの、プリンターだけで飯を食っていくことはできなくなり、他の中古品も仕入れようとお店を調べまくりました。
でも、中古品になんの知識も無い私が調べる方法というと全頭検査しかありません。
ハードオフの赤札に記載されている型番を1枚ずつ手打ち検索していき、お店の大半を調べても1万円の利益も取れない日もありました。
もちろん利益が取れるものは見つかるんですが、プリンターと違い中古品なのに利益が少ないんですよね。
利益の少ない中古品なんて、新品よりもリスクが高くなってしまうだけなので・・・
ちょうどこの頃の私が、昨日出会った彼らとリンクしている部分があるように感じました。
この頃の私は、生活のために仕入れは続けていたものの、お店に行く時はいつも「今日は仕入れできるかな・・・」「少しでも利益がでるといいな」「いや、たぶん今日も仕入れできないだろうけど・・・」なんてネガティブ思考でお店に通い続けていました。
安定した絶対的な仕入れができない状態って、精神状態もこうなっちゃうんです。
本当は宝探しみたいで楽しいはずの仕入れもまったく楽しくないし、安定した仕入れができないことで日々追い詰められていく感覚になってしまいます。
もうこうなってしまうと、余程のことでもない限り自分の力で劇的に改善していける望みはありません。
例え方が非常に悪くて申し訳ないのですが、鬱の人が自分で鬱を治せないのと同じです。
(私も鬱経験者ですので・・・)
思ったように仕入れできない人は、そもそもの視野や考え方が間違っているんですから、そこに気付くのは至難の業です。
この記事でピンときて自分のことだと思ったとしても、その間違った視野や考え方をどう変えるのかはわからないですよね。
だからひとりでは改善できないんです。
私の場合は、この部分を人に教えてもらったから劇的に変わりました。
あの時教えてもらってなければ、間違いなく未だに変われてないと思います。
このように、せどりでいちばん重要な仕入れに関してうまくいかないのは、その本人に原因があるわけではないんです。
私の中古本の場合では、ビーム検索というやり方さえ知っていればおそらくかなりの利益を出せていたと思います。
ホームセンターでの新品せどりの場合は、利益が少ないものだけを仕入れているとどうなるか知っていればあんなことにはなってなかったと思います。
中古せどりの場合もプリンターは恩恵を受けたものの、他の中古品に対する視点や考え方をはじめから教えてもらっていれば、絶望的な期間を過ごさず済んだと思います。
これら全部前もって誰かが教えてくれてたら、私もこんなに苦労してないです^^;
でも、こんなに長い年月をかけて失敗ばかりしてきた私だからこそわかることもあります。
仕入れがうまくいかないのはあなたのせいじゃありません。
そして、あなたを評価するのもあなたではありません。
やり方を知らないあなたが仕入れをできてないだけです。
やり方を知ったあなたは仕入れができるようになります。
手品を見たら驚きますよね?
でも、種明かしをすれば「なーんだ」となりますよね。
せどりの仕入れもそんなもんなんです。
他力本願は良くないと思いがちですが、わからないことをわからないままにしている人はもっと無責任な人です。
わからないことは分かる人に聞く他力本願でいいんです。
その後の本当の未来を切り開く事ができるのは、結局あなたしだいということですから。
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