せどりをしていてよく聞く言葉が「○○率」です。
これはせどりに限らずいろんな商売に通じることですが
- 原価率
- 利益率
- 回転率
などは特によく聞く言葉ですよね。
この中でも、せどりをやっている人で常日頃から気にしている部分は「利益率」と「回転率」ではないでしょうか。
「利益率」「回転率」のうち、利益については私がやっている中古せどりで何度も記事にしていますのでご理解いただけていると思いますが、回転率についてはまだまだアバウトな感覚の読者さんも多いと思いますので、今日は過去実際に取り扱った商品の中からいくつかピックアップして解説していきたいと思います。
ちなみに、この記事では何かを基に計算して回転率を出すわけではないので、回転率の「率」は外して「回転」として参考にしてくださいね。
中古せどりの回転とは
せどりをやっていく上で、商品の回転は早ければ早いほどいいのは言うまでもありません。
特に新品せどりの場合は、せどらーによっては利益は多少妥協して回転を一番重視する人もいるくらいです。
しかし、それはやればやるほど売上は上がるけどいつまで経っても手元にお金が残らないせどりの典型的なスタイルです。
そもそもせどりをする目的は、きちんと利益を出してその利益がお金として手元に残り、毎月の収入になることです。
しかし、そんな回転重視のスタイルのせどりをやっていては、利益がおざなりになってしまい絶対におすすめできません。
だから、私が考える回転とはまず大前提として狙ったとおりの利益が取れることができるうえで、どのくらいの期間内で売れるかを考えます。
新品の場合は「利益≦回転」ですが、中古のやり方は「利益>回転」なんですね。
でも、「商品は売れるまで1円にもならないので回転が一番重要でしょ!」と思うかもしれませんが、しっかりと利益が取れるせどりをしていると、そう遠くない日にその考えは決して正解ではなかったとわかる時が来ます。
これは独学でいきなり始めるのは少し危険ですが、明日から新品商品を仕入れることをやめて、すべて中古商品できちんと利益が取れるものだけを仕入れていったとすると、数ヶ月以内にあなたの回転に対する考え方は変わります。
利益が大きければ回転を長く取れる
これはタイトルどおりで、利益が大きく取れる商品を見つけたとしたら、多少回転が遅くても積極的に仕入れていきます。
しかし、ひとつだけ注意していただきたい点があります。
それは、その商品の仕入れ価格が高額でないかということです。
仕入値が高額かそうでないかは、その人の資金力によって違ってきますが、私の場合は高利益が取れる商品でも、基本的に仕入額が3,000円以内に抑えられるものを仕入れています。
でも、3,000円とは言いましたが、実際は数百円とかで仕入れているものが多いのが現実です。
これくらいの仕入値なら万が一想定外のことが起こっても、まったくダメージはありませんので。
多くの商品は2ヶ月以内に売れる
仕入れの際にモノレートを見ておおよその判断していますが、例えばその時に「この商品は3ヶ月くらいあれば売れそうかな」と判断した商品でも、実際には2ヶ月以内に売れることが多いです。
でも、これは経験を積んでいるから想定よりいい結果になっているという側面が強いので、初心者の人は利益が取れる商品を狙うのは大前提として、その上である程度回転もしているような商品から仕入れていくようにしましょう。
恐れずに検証する
初心者はある程度回転もしている商品から仕入れるようにと言いましたが、間違った意味で受け止めないでくださいね。
挑戦したい人はどんどん挑戦することが大事ですし、それをしないことには経験値が上がりません。
ただ、少しでもリスクを軽減するために、高利益を狙える商品は仕入れ価格が低いものからやっていくようにしましょう。
先日、この記事で掲載した仕入れ商品の中でも、いくら高利益が取れる商品でも仕入値は3000円以下ですよね。
一撃5,000円以上の利益が取れる商品でも、仕入れ価格は3,000円以内に抑えられています。(消費税は無視しています)
このエクセルは3月1日の仕入れ結果ですが、仮にこの3つの高利益商品を売り切るのにまるまる3ヶ月掛かってしまったとします。
それでも、この3つの商品の総仕入額は8,200円です。
つまり、これら3つが売れるのに3ヶ月掛かったとしても、その前に他の商品が売れているので既に黒字化している状況になっているわけです。
利益の大きい中古せどりはこのやり方ができるので、新品せどりと違い常に仕入れだけをし続ける必要もないので利益はお金として残せるんです。
あなたもこれを経験すると自分で数字を操れるようになりますので、リスクを抑えつつ検証は恐れずにしてくださいね。
実際に取り扱った商品
ここでは私が実際に販売した商品をいくつか紹介します。
OLYMPUS 防水デジタルカメラ μ-550WP ブルー
モノレートを見て仕入れしたいと思わない商品だと思いますが、こうゆうの私は大好物です(笑)
540円で仕入れて3,480円で売れました。
これ、2月9日に仕入れて、2月20日に売れました。(モノレートは販売日の誤差が出ていますね)
こんな回転の悪いと思われる商品でも、10日ほどで売れます。
コンビ ニンナナンナ サットフィット 4WAY SM-D アヴェニューブラウン 着せ替えよだれカバー付
これは1,080円仕入れの6,980円販売です。
1月5日に仕入れて1月13日に売れました。
モノレートでこれだけ回転が遅く見える商品でも即売れです。
でも、このモノレートのグラフを見ておかしいと思いませんか?
私が1月13日に売ったのが反映されていません・・・
でも、時系列の数字を見てみると・・・
きちんと反映されていました。
しかし、ランキングが変化なし・・・
モノレートはAmazonから常に情報を収集しているわけではないので、どうしても「抜ける」ことがあるんですね。
このあたりもきちんと頭に入れてモノレートを見ていきましょう。
なお、このような場合はモノレートの代替「DELTA Tracer」でも確認できます。
モノレートよりもAmazonの情報を取る間隔が短くて正確と言われていますが、この商品で確認してみたところ、モノレートと同じ結果でした。。
まとめ
以上、この記事では「中古せどりの場合 回転率は本当に重要なのか」を解説しました。
もうご理解いただけたと思いますが、中古せどりに新品せどりのような回転は必要ありません。
でも、中古せどりでも回転が早いほうがもちろんいいので、ある程度意識して仕入れしていきましょう。
私は1日仕入れをした場合、その日の見込利益と仕入額を計算しながら仕入れています。
そして、それにプラスして全体的な回転も計算しながら仕入れをしています。
- その日仕入れたものの半分以上は1ヶ月以内に売れるように
- その他のものは2ヶ月以内に売れるように
- それでも売れないものは3ヶ月以内に売れるように
このあたりの感覚は経験で身につけるしかないので少しずつでも習得していってくださいね。
では、中古せどりで潤沢な利益を出していきましょう♪
コメント
はじめまして。
いつも記事を参考にさせて頂いております。
中古せどりの利点を分かりやすく解説でした。
私自身は新品せどりしか行ってませんでしたので、見えている視点の違いはとても参考になります。
モノレートはタイムリーでAmazonの情報を反映していないのはどのジャンルでも同じなのですね。。
がーさん
コメントありがとうございます。
モノレートも常にAmazonの情報を取っているわけではないので仕方ないですね^^;
余裕があるようでしたらモノレートとDELTA tracerを併用してみてくださいね。
DELTA tracerのほうがモノレートよりAmazonの情報を拾う感覚が細かくて正確という噂もありますので♪
「DELTA tracern」というサイト名はこちらで初めて知れました!
独学でせどりをしてましたので、始めるときに収集した情報だけでしてたのが、
身に沁みますね。
現在は新品せどりのみですが、新品せどりの真実「○○率」は、他のブログでは
記事にしている方がほとんど皆無でしたので、大変素晴らしいお話でした。
体験者として私が読んだときの感想は
「大正解!」
でしたね。
現在、新品せどりの市場でしか活動をしておりませんが、販売方法や
活動方法を模索しておりますので、今後とも応援させていただきつつ
参考にさせていただきます!
※
LINEはお知らせが凄くて携帯から消去しましたので、
基本的にはこちらでコメントさせていただきます(^^)
励みになるお言葉をありがとうございます!
頑張ってお役に立てる記事を書いていきます。
LINEはお知らせがすごいのありますよね。
私は通知オフにしています(^^)