今日の記事ではよくご質問をいただく『価格改正の頻度』について書いてみたいと思います。
Amazonせどりは仕入れた商品をAmazonに出品して、それが売れたらお金が入ってくるシステムですが、出品時に設定していた価格では思い通りに売れないことがあります。
新品については、基本的に最安値の商品から売れていくので、プライスターなどの価格改正ツールを使って常に最安値になるように設定していればいいですが、中古品の売り方は全く別物です。
もちろん、中古せどりをする場合でも価格改正ツールを使用しますが、私の考え方としては、中古の場合の価格改正ツールはあくまでも“予備”としての使用です。
商品によって、ツールを使ったり使わなかったりしています。
例えば、商品Aは『同じコンディションの出品者の価格に合わせる』ように設定する。
商品Bは『最初に決めた出品価格のまま』で、なにも設定せずほったらかし。
という感じです。
この違いは、過去の経験から「この商品は最低ここまで値下げできる」とか「この商品は値下げしなくても必ずこの価格で販売できる」などの読みができるからですが、初心者のうちはそんな肌感覚もないので、基本的に価格改正ツールに頼るか、日々手動で価格を見直すかのいずれかになります。
しかし、私の持論としては、初心者のうちから完全にツールに頼るのはオススメできません。
できれば、始めのうちは全ての商品を手動で価格改正してほしいと思っています。
そして、商品を販売しながら在庫数も増えていき「これ以上増えると手動ではキツイ」と思った段階でツールに頼るくらいでいいと思っています。
では、その価格改正頻度に関して具体的に見ていきましょう。
価格改正の頻度
結論から言いますと、価格改正の頻度は『ほぼ毎日』です。
しかし、全ての在庫に対して毎日価格改正をするという意味ではありません。
各商品が価格改正されるペースは在庫数と比例してきます。
例えば、毎日50商品ずつ価格の見直しをしていくとします。
(価格の見直しといっても、毎日必ず値下げするという意味ではなく、ライバル出品者や回転状況などを判断しながらチェックをかけるということです。50商品のチェックをしても、実際に価格を変える商品はかなり少ないはずです)
50商品のチェックというと結構時間が掛かると思うかもしれませんが、すぐに慣れて10分も掛からなくなると思います。
現在の在庫数が50個の人は、毎日全商品の価格をチェックできるということになりますよね。
これを日々の習慣としてチェックしていると、FBA倉庫に在庫が500個あっても10日で1サイクルしてしまいます。
つまり、全ての商品を10日に1回は価格チェック(価格改正)できていることになりますよね。
在庫が1000個あっても、20日に1回のペースで価格チェックできます。
このチェック方法は、継続すればするほど“あなたのせどりの健全性”が保たれますので、毎日就寝前の10分間でもいいので、ぜひ習慣付けてやってみてください。
一般的に、中古品は回転が悪いなんて言われますが、それはやることをやらずに言ってるか正しい仕入れができてない人が言ってることで、価格チェックを習慣付けているときちんと売れていきますよ。
価格改正の重要度は仕入れと同等
このブログの読者さんは、いつも私の仕入れに圧倒されている人が多いと思いますが、どんなに仕入れを安く抑えても、どんなに大きな見込み利益を取ろうとも、実際に商品が売れない限りお金は入ってきません。
せどりは仕入れから販売まで済ませてようやく“ひと仕事が完了”です。
Amazonせどりをしている人は、いい商品を仕入れしたときだけ喜んで、それをFBA倉庫に納品したらあとは無関心という人が多いです。
併せて「価格改正ツールを設定しているから大丈夫」と思っている人も多いです。
でも、ツールはあくまでもツールであって、設定通りの杓子定規な機能はしますが、そこには人の持っている“ニュアンス”や“サジ加減”はありません。
実は、中古せどりって仕入れる時も販売する時もこの部分がかなり大事なんですよね。
ここを無視してツールだけに頼っていると、売れるものも売れなくなったり、利益を大きく逃すことも多々あります。
だから、私は冒頭で言ったように、商品によってツールを設定したりしなかったりしているんです。
そして、ツールの設定をしている商品でも、必ず定期的に自分の目でチェックしています。
繰り返しますが、せどりは仕入れから販売までしてようやく“ひと仕事が完了”です。
価格改正の重要度は、仕入れと同じなんです。
今までの自分を振り返り、できてない人は今からきちんとやっていきましょう。
在庫数が少ないときは価格を調整し続けて回転を重視する
せどり初心者さんが特に意識してほしいのが商品の回転です。
回転を高めるために多少利益率が落ちても問題ありません。
回転を重視すると言っても、私のやり方はそもそもの仕入れ単価が安すぎるので心配はないですが、仕入れ単価が高くて利益率30%程度までのせどりをしている人は特に重視しましょう。
在庫が少ないうちから利益だけを考えすぎると、資金の回収が遅くなって最悪ショートする可能性もあります。
また、在庫が少ないということは、売れる数も少なくなるのでモチベーションも保ちにくいです。
どんな事があっても、クレジットカードの引き落とし日までに仕入れ資金分だけは回収している状態にしておきましょう。
一般的なせどりは、仕入れに何十万円、何百万円も使います。
クレジットカード支払い日に、そのお金が回収できないなんてことになると、本当に悲惨ですので・・。
在庫が少ないうちは、「もっと在庫を増やさないと」って思いがちですが、実はその逆でどんどん回転させていくくらいの気持ちでやっていきましょう。
きちんと仕入れができる能力さえあれば、回転を上げながら在庫数も適正な量まで増やしていくことができます。
まとめ
Amazonせどりの価格改正について解説しました。
おさらいしますと
- 価格改正の頻度はほぼ毎日
- 特に始めのうちはツールに頼らず自分の目でチェック
- 価格改正は仕入れと同じように重要視する
- 在庫が少ないうちは多少利益率が落ちても回転を上げるように価格を見直す
以上のようになります。
一般的なせどりは、仕入れ単価が高くて利益が低いので、回転だけを重視すると利益が全く残らない状態になりやすいですが、そんなせどりをしている人こそクレジットカードの支払いまでに資金を回収しておかないとリスクは高くなります。
そんなハイリスクでローリターンなせどりに疲れるて嫌気がさすようなら、そもそものやり方を根本から変えるしかありません。
外出自粛で身動きが取れない時期が続きますが、そんな今こそ自らを変えるチャンスでもあります。
コロナ終息後に“自ら稼ぐ力”を付けたいなら、今をチェンジの時と思って自分を見つめ直してみましょう。
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