先日、あるブログ読者さんからメールが来て「売れる商品ってなんですか?」と聞かれました。
質問内容があまりにも抽象的で返答に困りましたが、「私に聞くよりもAmazonのサイトを見たら答えが出ていますよ」と返信しました^^;
今現在せどりをしている人、またはこれからせどりを始める人には、大きく分けて2種類のタイプの人がいると思います。
ひとつのタイプは能動的な思考の人。
もうひとつのタイプは受動的な思考の人。
能動的な思考の人は、自ら行動する力に満ち溢れています。
人に聞くよりもまずは自ら行動して、それを基に深く考え検討し、それでもわからないことは積極的に質問してきます。
だから、質問内容からも「この人はかなり行動レベルの高い人だ」とわかります。
このような人は、教える側の人間とベクトルが合っていますので、吸収力や成長スピードが非常にハイレベルです。
一方、受動的な思考の人は、わからないことがあったら自分で調べもせずに手っ取り早く人に聞こうとします。
ネットで調べればすぐにわかるようなことでも質問してきます^^;
そして、せっかく質問したにも関わらず、回答内容に満足できなければ行動すらしません。
また、行動したとしても自分の思うように事が運ばなければ、情報提供者の批判をして終わります。
だから何をやってもいつまで経っても成果が現れないどころか、ジリ貧で退化していきます。
このタイプの人は、受動的な思考が行動にもそのまま現れるので、自分ではやっているつもりでも傍から見るとやるべきこともほぼやれていないんですよね。
今回「売れる商品ってなんですか?」質問をしてこられた人は、まさに後者の受動的な思考の人になります。
この人のことを悪く言うつもりは全く無いのですが、今一度あなた自身を客観的に見てみるために是非照らし合わせて読んでみてください。
今回この質問をしてこられた人は、ご本人的には全くもって正常な質問をしたに過ぎないと思います。
しかし、よく考えてみてください。
もしもあなたが同じ質問をされた側の人だとすると、どのような回答ができますか?
ひとつひとつ丁寧に過去の売れた商品を紹介しても、果たしてこの人のためになるでしょうか?
かといって、適当に一部の商品だけをピックアップして「こんなものが売れますよ」と言って、この人のためになるでしょうか?
能動的な思考の人には、売れた商品の情報を提供することで、それを様々な角度から分析してヒントにできると思いますが、私が想像するに、この人にどんな答えを用意したとしても1ミリたりとも役に立たないと思います。
だから私は「私に聞くよりもAmazonのサイトを見たら答えが出ていますよ」と回答しました。
Amazonのサイトを見ると商品のランキングが出ています。
ランキングが出ているということは、過去に必ず売れているという事です。
反対にランキングがない商品は、過去に1度も売れていない商品ということです。
これでこの質問に対する広義の回答ができました。
この回答をした後、「もっと詳しく!」と返信がきたら、きちんと真正面から忠告してあげようかと思っていたんですが、このタイプの質問をしてくる人でそこまで必死な人ってまずいません。
予想どおり、私の回答が気にくわなかったようでその後音沙汰なしです^^;
前述しましたが、「受動的な思考の人は質問の回答に満足できなければ行動すらしません」
まさにそのとおりです。
せどりに限ったことではありませんが、能動的な思考って本当に大事です。
ブログからの読者さんと私の接点は「質問がきっかけ」というケースも結構ありますが、質問される側から見ると、会ったことのない人でもその質問の内容でどういう人なのか大体わかってしまいます。
ブログを通じてのやり取りなので、現実社会のような部分まで気を使えないかもしれませんが、仮に、今回のような質問を会社の上司にしたとするとどのような回答が来るでしょうか。
「よしよし、素晴らしい質問だね!」って褒められると思われますか?
おそらく、この質問をされた上司は、この人への今後の仕事の割り振り方などを真剣に考え直し始めると思います。
このように、人間関係までバランスを崩してしまう可能性があるのが質問力です。
ことわざにもあるように、「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」というのは確かなんですが、その「聞く」までのプロセスを今一度よく考えてみましょうね!
小さな事かもしれませんが、こんな些細なことが能動的な思考に繋がっていきますので♪
せどりを副業でやっている人も多いですが、例え副業だとしても立派なビジネスをしているという事なんです。
Amazonというプラットホームを使って、「あなたの商店」を経営しているんです。
ありえませんが、経営者が受動的な思考で自ら行動せず誰かに頼っているような会社があったとすると、その会社は近い将来どうなると思いますか?
そんな経営者を第三者の視点で見ていると、経営者失格の本当に情けない人だなと思いますよね?
せどりもこれと同じことですよ。
「たかがせどり」と思って、受動的思考でやっているうちは絶対に成果は出ません。
成功している人のようにきちんと成果を出したければ、あなた自身の意識レベルをそこに持って行けるかどうかが一番の重要ポイントです。
自分の内面を変えられるのは自分だけです。
中途半端な気持ちでやっている人は、今一度自分に問いかけてみましょう!
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