副業せどりから専業せどりに移行するために

せどりは副業として始めるのが一般的ですが、今は副業でやっていても将来的には専業としてやっていきたいという人が結構存在します。

私のコンサル生の中にも既に専業で頑張っている人もいますが、現在は副業だけど将来的に専業になりたいと言っている人も数人います。

そんな独立したいと思う志はとても素晴らしいので応援したいのですが、せどりで少し上手くいったからと言って希望だけを抱いて生半可な気持ちで独立すると、その後の人生はかなり危ないものになってしまいます。

もし、今あなたがせどりをやっていて本業の給料と同等かそれ以上稼いでいるとしても、私は独立をすすめません。

なぜなら、今あなたが本業を辞めて独立すると、収入源がせどり一本だけになってしまうからです。

副業でせどりをしているのなら、何かの不可抗力でコケたとしても本業の収入があります。

しかし、せどり一本で食べていくとなると状況は一変します。

平事であれば、普通に仕入れや販売をして利益を積み重ねていく事ができますが、もしもあなたが病気や怪我で入院でもしたとすると、その間の利益が激減するうえに毎月定期的にやってくる支払いは必ずしなければなりません。

サラリーマンと違って、有事の保証なんて何もないんです。

では、副業せどらーは永遠に副業のままでいなければならないのかというと、そんなことはありません。

専業になりたいなら、専業でやっていけるだけの引き出しを作ったうえで副業から切り替えればいいんです。

この記事では、私の経験やせどり仲間の経験を基に、専業としてやっていける基盤作りのお話をしていきたいと思います。

まずはせどりで安定して確実に利益を出す

専業せどらーになるには、収入の柱であるこの部分を確実にしておかなければなりません。

副業時代と違って、もう二度と会社から給料が振り込まれることはないんですからね。

また、せどりの利益が毎月30万円あれば独立できるなんて安易に考えている人がいますが、現実はそんなに甘くありません。

あなたが天涯孤独な独身を貫くのであれば、このくらいの利益を出していれば問題もないかもしれませんが、家族を持っている人ならこの数字ではちょっと生活は厳しくなると思います。

なぜなら、たとえ毎月30万円の利益を出せていたとしても、ここから税金や保険料などを支払うと手元に残るお金は大幅に少なくなるからです。

だから、家族持ちの人が本当にせどりで独立を考えるなら、最低50万円くらいの利益は残せるようになりたいものです。

事実、私も専業でせどりをしていた時期もありましたが、4人家族なので50万円くらいの利益を残さなければやっていけないと肌で感じました。

複数の収入源を作る

副業せどりではここまでする必要ないとは思いますが、専業になるためには複数の収入源を作った上で独立すべきです。

複数の収入源を作っておけば、「サラリーマン＋せどり」のような状況のまま独立することが可能になるからです。

私がおすすめする複数の収入源は、「せどり＋ブログ情報発信」です。

せどりでも利益を得て、情報発信でも利益を得るというダブルの収入源を持つことが可能になります。

しかしブログの話をすると、途端に耳をふさいでしまう人が多いのも事実です^^;

なんでかというと、皆さん文章を書くのが苦手っていう意識を持たれているんですよね・・・。

私もブログを始める前は「学生時代ろくに勉強もしてない自分に文章なんて書けるわけがない！」って思っていましたが、いざ始めてみると文章の上手い下手は置いといて意外と書けるもんなんだなって思いました♪

実はこのブログはせどりを始めて2個目になります。

以前は数年前に新品せどりをしていた頃にブログを書いていました。

その頃は、新品せどりでも今のように値下げ合戦も酷くなく、自信を持って記事を書いていましたのでブログを始めて4ヶ月目の情報発信の収入が60万円になりました。

でも、その後せどり参入者が増えて値下げ競争が激化し、新品せどりはポリシーを持って発信できるものではないと判断して辞めました(+o+)

そして、その数年後に本当に信念を持ってできる中古せどりと出会い、こんなに素晴らしい中古せどりを広めたいのと、困っている人の役にも立てると判断して始めたのがこのブログです。

この中古せどりブログでは、そんな信念が伝わったのか、ブログを始めてまだ数ヶ月ですが、2月が30万円、3月が60万円、4月が100万円、そして今月も100万円を超える収入になっています。

このように、複数の収入源を確保したうえで独立することをおすすめします。

組織化も有効な手段

前述した「確実に利益を出す」ことと「複数の収入源を作る」ことは副業でも実行可能です。

それに更にもう一つ付け加えて、せどりを組織化できれば鬼に金棒です。

組織化するのも副業でも可能ではありますが、マネジメント的に難しいケースが多いので、独立後に組織化する形でいいと思います。

組織化をすれば、本来自分でやらなければならない仕入れや出品作業もスタッフに任せることが可能です。

ただ、組織化は会社を経営することと同じですので、スタッフの確保や教育、資金管理など、軌道に乗せるまではかなりの労力や資金力は必要となります。

だから、本当に組織化まで考えている人は、副業段階から計画的にせどりをやっていき、情報発信もプラスして豊富な経験と知識や潤沢な資金を確保しておきましょう。

まとめ

この記事では、副業せどりから専業せどりに移行するために、私の経験やせどり仲間の経験を基に、専業としてやっていける基盤作りのお話をしました。

私自身、サラリーマンでいることや雇われることが嫌な人に対して、独立を否定する人間ではありませんし、むしろ独立する志を応援する考え方の人間です。

しかし、独立を考えている人のお話を掘り下げて聞いていると、独立したい一番の理由は「今の状況が嫌だから」っていう人が多いんですよね・・・。

その気持はすごくわかるんですが、言い換えれば「今の状況から逃げたい」と言っているのと同じです。

逃げるんだったら、逃げた先の世界が必ず良いものでなければ、ただの逃げ損で負け犬と同じです。

その先の世界を良いものにできるかどうかは本人次第なんです。

「あいつは逃げたうえに失敗した！」と笑いものにされないように、現状を変えたいなら足元をしっかり地に付けて絶対に成功しなければならないんです。

そのために、この記事で書いた内容が少しでもあなたのお役に立てることを心より祈っております。