今回の内容は「新品せどり」と「中古せどり」について、「新品は中古に比べて利益率は低いけど回転が早い」などの一般的な比較ではなく、Amazon規約および規制の比較や感想を書いていきたいと思います。
私がせどりを始めて5年以上が経ちますが、その間いろいろなせどりを経験してきました。
今までやってきた全てを細かく分けると本当に細かくなりすぎますが、「輸入」「ヘルビ」「食品」「メーカー」などにしろ、「店舗」「電脳」「ヤフオク」「メルカリ」などにしても、結局は新品せどりか中古せどりかの違いです。
だから、今回の記事は「新品」と「中古」という大きな2つのカテゴリについての規約・規制という観点で書いていきたいと思います。
Amazon規約および規制
新品にしろ中古品にしろ、Amazonで商品を出品するためにはAmazonのルールを守ってやっていかなければなりません。
しかし、そのルールは新品と中古品とでは大きく異なってきます。
中でも、新品せどりのAmazon規約および規制は年々厳しくなっています。
私がせどりをスタートした5年前は「新品に規制なんてあるの?」と思うくらいユルユルの状態でしたが、年々(早い時は半年程度で)出品者に対する規制が強化されています。
今だから言えますが、当時は明らかに開封されている展示品などを新品として出品している人もいましたし、化粧箱がボロボロの商品でも普通に新品販売している人もいました。
実際に、自分用の買い物でAmazonから商品を購入したとき、化粧箱が凹んで破れてヨレスレもひどい商品が届いた事があります。
見た感じ、ワゴンの中に放り込まれていていろんな人が雑に扱い、化粧箱がどうしようもないくらいボロボロになってしまっているような商品です。
このような、今ではFBAで出品を受け付けてくれないような商品でも、普通に新品として売られていたんですからね^^;
エンドユーザーから見ると「古き良き時代」とは言えませんが、出品者はやりたい放題ですね。
(だから規制が掛かるんですが・・・)
また、数年前までは誰でも出品できていた商品でも、今は許可を得ている人しか取り扱えないとかもありますし、今現在Amazonに出品中の商品に対して真贋調査(偽物ではないかの調査)が入ったりと、新品を取り扱うせどらーは常にAmazon様のご機嫌を伺いながら商売をしているような状況です。
新品せどりって、毎月のクレジットカード支払いの恐怖もあるうえに、Amazon様に目を付けられないように常にビクビクしながらやっていかないといけない状況ですよね(+o+)
私は精神的に持ちませんでした。。
一方、中古せどりに対するAmazon規約および規制と言うと・・・
今真剣に過去の記憶を呼び戻していますが、正直なにか大きな規制が強化されたという記憶がありません。
これは私の記憶力の問題ではなく、本当に過去に大きな規約変更や規制が掛かってないからですよ^^;
私の個人的な観測ですが、中古品に対する大きな規制が入ることって今後もまずないのでは?と思っています。
あるとすれば、古物商の許可ですかね。
でも、これが必要となるのなら、新品を取り扱っている人にも当てはまるので、中古品に対する規制ではなく新品も含めたAmazon全体に対する規制となりますから。
真贋調査
先程もチラッと触れましたが、新品商品を扱っていると「真贋調査(偽物ではないかの調査)」が入りやすいです。
私も過去に数回経験があります。
真贋調査が来ると、個人では揃えれないような書類の提出を求められますので諦めるのが得策です^^;
書類を集めようとするのではなく、当該商品をもう二度と取り扱わない旨宣言し、在庫の履歴データなども全消去して許してもらいましょう。
真贋が来るたびに取り扱いできない商品が増えていくことになりますが、今のところ最善はこの方法しかないです。
一方、中古せどらーにも真贋調査と間違えそうな通知が一斉に届いたことがあります。
つい先日のことでしたが、内容的にはこのような感じです↓
出品者様
平素よりAmazon.co.jpにご出品いただきありがとうございます。
このメールは、審査を必要とする製品を販売されている出品者様にお送りしています。当サイトは、お客様に安全、快適にショッピングを楽しんでいただけるよう常にサービスの向上に努めております。この度、その一環として、当サイト上で出品されている対象商品について、法令が定める安全要件を満たしていることを確認するため審査を行うことになりました。対象商品を引き続き出品する場合は、本メールを受け取られたメールアドレスから、担当窓口宛に以下の情報を期限までにご提出ください。期日までに情報をご提出いただかない場合は、対象商品の出品は取り下げられますのであらかじめご了承ください。なお、本日より新規に登録をされた対象商品に対しては猶予期限なしで本日から安全要件が適用されます。
対象商品:
ヘアドライヤー
ヘアドライヤーとは、熱源をモーターとファンにより発生させた風を通して冷やすことで発生する温風を利用し、濡れた頭髪を乾燥させる器具をいいます。ヘアアイロン
ヘアアイロンとは、熱源となる構造体に髪を挟む、又は巻くことで、髪型を変えるために使う器具をいいます。本商品をAmazon.co.jpで販売することを希望する場合、特定の認定基準を満たす必要があります。以下の情報および書類を以下のEメールアドレス(担当窓口)に送信して申請する必要があります。
期限:2019年6月28日
担当窓口:jp-electronics-safety@amazon.co.jp注意: 申請を受け付け後、確認までに時間がかかる場合があります。この間、重複するケースの作成は控えてください。重複提出は審査の遅れの原因となります。
1. 会社名
2. 出品者ID
3. Eメールアドレス
4. 電話番号
5. 出品を申請(または販売の継続を希望)するASINのリスト
6. ASINごとに以下の書類を提出してください(添付する文書のファイル名にASINを含めてください)特定電気用品以外の電気用品(PSE)
1. 電気用品製造事業届出書もしくは電気用品輸入事業届出書の写しこの書類には、経済産業省(METI)の受領印が押印され、型式の区分表が記載されている必要があります。
2. 定格銘板(PSEマークが付されている箇所)の写真(PSEマーク、届出事業者名、定格電圧などが読み取れること)
3. 定格銘板に経済産業省へ届け出た事業者名とは異なる名称(略称)を表示する場合、経済産業省から承認を受けた際の根拠となるもの
4. すべての完成品の自主検査記録注意: 審査状況によっては、追加で書類提出をお願いする場合があります。あらかじめご了承ください。
注意: なお、上記情報の提出をもって、出品者は提出した情報が真正かつ正確であることを表明し保証したものとみなされます。上記表明保証に違反した場合、出品権限が剥奪される場合がありますので、ご了承ください。関連法令
経済産業省「電気用品安全法」
https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/index.htm今後ともAmazonをよろしくお願いいたします。
Amazon.co.jp
こんな通知が来たら、普通の人なら「ついに中古にも新品と同じ真贋調査が!!」とか、「必要書類を出さなければアカウントの停止・・・最悪アカウント削除・・・」なんて思うんでしょうけど、それはただの取り越し苦労ですのでご安心ください。
これは現在Amazonに存在しているのカタログについての調査ではなく、Amazonで今後新たに商品カタログを作る際に必要な書類ということですから、私たち個人せどらーにはほぼ関係のない話です。
世に新商品が出ると、メーカーや大手販売店などもAmazonに出品しますので、心配しなくてもそのお方たちが勝手に書類を提出してくれているでしょう。
まとめ
私が過去に経験したAmazonの規約や規制の一部を取り上げて感想を述べましたが、手数料などの直接お金に関すること以外で大きく変更になっていることは以上のような内容です。
残念ながら、新品商品に関しての規制は今後も厳しくなっていく方向だと思います。
規制を強化し、Amazonで実績の豊富なセラーさんは生かせれて、新参者やルール違反をするセラーはどんどん排除していく流れです。
でも、こうすることによってエンドユーザーは良質なセラーから良いお買い物ができて、Amazon自体は信用が上がるということになりますから当然といえば当然のことですよね。
だから、こんな時代だこらこそ私たちは中古品に目を向けていったほうがいいんです。
Amazonで新品市場のチャンスがどんどん狭まっていく反面、中古市場は今後も更に伸び続けていくと思います。
しかも、中古品はAmazonに頼らなくても他で生き残っていくことは可能です。
「過去→現在→未来」と規約や規制についてお話しましたが、今後の展開に悩んでいる人はどの方向に進むのが良いか少しでもご理解いただければ幸いです。
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