商品の値札シールはがしは、FBA倉庫に商品を納品している人も、自己発送をしている人も、必ずやらないといけない作業ですよね。
セカンドストリートのような、はがしやすいタイプの値札シールを使っている場合は非常にありがたいんですが、ハードオフやオフハウス、その他多くの店舗で使われているシールは簡単にはがれるタイプではありません。
今日の記事では、そんな値札シールを効率よくはがす方法を、シールが貼られている商品の素材別に解説したいと思います。
せどり経験の浅い人には参考になると思いますので、ぜひ見てみてくださいね♪
値札はがしで準備するもの
値札はがしをきれいに行うため、まず下記3点の道具をご用意ください。
- シールはがし
- ドライヤー
- セロハンテープ
シールはがし
まず、値札はがしに必ず必要になってくるのが『シールはがし』です。
シールはがしは、数百円の安価なものから千円以上する少し高価なものまでありますが、ヘラ付きのものがいいですよ。
それ以外は特にこれってものはありません。
ちなみに、私は上記画像のものを使っていますが、これで十分やれています。
なお、百均の製品でもいいんですが、シールの表面だけがはがれて、もう一度塗り直すなど手間が掛かることがあります。
※シールはがしにはライターオイルも代用できますが、臭いがキツイのでここではおすすめしません。
でも、現在ライターオイルをお持ちで臭いが気にならない人は、わざわざシールはがしを購入する必要ないので、そちらを使ってもらっても問題ないと思います。換気をしながら作業しましょう。
ドライヤー
シールはがしはドライヤーもかなり有効活用できます。
シールに付いている“のり”は、熱で温度が上がるとすぐに溶けます。
シールに向けてドライヤーで熱風を当てると、のりが溶けて緩んできますので、ヘラや爪で簡単にはがせますよ。
ただ、この時やけどには十分注意してくださいね。
セロハンテープ
セロハンテープの使い方については後ほどご説明していますのでご確認ください。
商品の素材別 シールのはがし方
ここでは商品の素材別にシールのはがし方を解説します。
実践編としてご覧ください。
紙製の化粧箱に値札が付いている場合
紙製の化粧箱の値札は、シールはがしを使うと、紙への染み込みで変色・変形しやすいので、ドライヤーが有効です。
表面がナイロン素材でコーティングされているものはシールはがしでもいいですが、長時間放っておくとナイロン表面がシワシワになる場合もありますので、状態を観察しながら早めにシールをはがして、溶剤をきれいに拭き取っておきましょう。
プラスチック素材に値札が付いている場合
化粧箱がプラスチック素材でできているものや、化粧箱がなくむき出しになっている商品(プラスチック素材)には、ドライヤーもいいですし、シールはがしも有効です。
ただ、プラスチック素材でもシールはがしを付けたまま長時間放っておくと表面が変化してしまう可能性はあります。
また、ドライヤーの場合も一点に熱風を当て続けると変形することがありますので注意が必要です。
ビニールやナイロン素材に値札が付いている場合
ビニールやナイロン素材の保護袋に入っている商品にはシールはがしがおすすめです。
薄いビニール袋は熱で簡単に縮んでしまいますので、ドライヤーはやめておきましょう。
なお、シールはがしを付けたまま長時間放置していると袋の表面がシワシワになってしまうことがありますので注意が必要です。
値札をはがしても“のり”が残った場合
いくら丁寧に値札はがしをしていても、シールの“のり”が残ってしまうことがあります。
そんな場合は、爪でこすって除けようとする気持ちはわかりますが、化粧箱や商品の表面にキズが付いてはいけませんので、なるべく控えてください。
のりが残ってしまった場合は、セロハンテープを5cm程度に切り取って、それを取り除ききれなかったのりに何度もくっつけたりはがしたりしていると、全部セロハンテープの方にくっついてきれいに取り除けます。
一見かなりしつこそうに残ったのりでも、何度もくっつけたりはがしたりを繰り返していると、きれいになりますのでやってみてくださいね。
ただ、これにも注意することがあって、モノによっては塗装がはがれたり、表面のうすい紙がはがれることがあります。
私自身、何度か失敗を繰り返して「この素材なら大丈夫そう」「これはマズそう」って感覚的に判断していますので、慣れないうちは慎重にやってみてくださいね。
はがすのは値札だけじゃない
値札シールをはがして安堵するのはまだ早いです。
商品によっては、値札より面倒なセキュリティーシール(盗難防止タグ)が貼られている場合があります。
「セキュリティーシール(盗難防止タグ)なんて、はがさなくていいじゃん」って思っているあなた。
セキュリティーシール(盗難防止タグ)を付けたままで購入者の手元に商品が届くと、返品リスクが高まりますよ!
例えば、セキュリティーシールには、購入したお店の名前が載っていることもあります。
購入者が「ドン・キホーテやヤマダ電機などで購入したものが届いた!」と思われると、いい気持ちはしないですよね。
中には低評価を付けられることもありますので、セキュリティーシール(盗難防止タグ)は必ずはがしておきましょう。
また、バーコードを隠してないという理由で、FBAで受付してくれない可能性もありますので、いずれにせよはがす必要がありますね。
正方形の薄型セキュリティーシール(盗難防止タグ)の場合
このタイプのシールは、かなり強力なのりを使用しているので、コツを掴むまでははがすのに結構苦労します。
はがす方法としては、シールはがしでもドライヤーでもどちらでも良いですが、個人的には、まずドライヤーでシールをはがしておき、残ったベタベタのりをシールはがしで除去する方法が一番スムーズに行くと思います。
しかし、紙製の化粧箱などに直接貼られている場合は、残ったベタベタのりにシールはがしを塗布すると、紙に染み込んで跡が残ってしまうことがあります。
そんな場合は、残ったベタベタのりにドライヤーを当てながら、シールはがしのヘラで少しずつこすりながら除去していくのがおすすめです。
少し根気がいる作業になりますが、一番キレイに除去できますよ。
プラスチックタイプのセキュリティーシール(盗難防止タグ)の場合
セキュリティーシールには、細長いプラスチックタイプのものもあります。
このタイプは前述の正方形の薄型タイプよりはがしやすいですが、それでもやはり強力なのりを使用していますので一筋縄では行きません。
ドライヤーで温めながらシール(プラスチック)をはがし、のりが残ればシールはがしで除去しましょう。
細長くて小さなシールなので、一見手で簡単にはずぜそうと思いがちですが、無理に爪ではがすと、爪の怪我にもつながりますし、化粧箱の表面はがれの恐れもあります。
まとめ
以上、商品素材別の値札シールはがし方法を解説しました。
改めてまとめておきます。
■紙製の化粧箱に値札が付いている場合→ドライヤー
■プラスチック素材に値札が付いている場合→ドライヤー・シールはがし両方
■ビニールやナイロン素材に値札が付いている場合→シールはがし
■値札の“のり”が残った場合→セロハンテープ
■正方形の薄型セキュリティーシール(盗難防止タグ)→ドライヤーではがしたあとシールはがし
■プラスチックタイプのセキュリティーシール(盗難防止タグ)→ドライヤーではがしたあとシールはがし
以上、ぜひ参考にしてくださいね♪
ではまた!
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