「店舗せどりは遠征しないといけないの?」というご質問をよくいただきますので、せどりの遠征についての記事を書いてみたいと思います。
せどり初心者は、お店に仕入れに行くだけでも不安なのに、ましてや縁もゆかりもない場所に遠征仕入れに行くなんて、恐怖以外の何モノでもないですよね。
また、経験者でも仕入れがうまくいかない人が経費を使ってまで遠くに仕入れに行く勇気なんて持てるはずがありません。
そんなふうに、遠征をするべきかどうか葛藤している人が非常に多い印象がありますので、参考にしていただけますと幸いです。
せどり遠征仕入れの基準を明確にします
まず、せどりの遠征を記事にする前に、遠征の基準を明確にしておきたいと思います。
例えば、自分が住んでいる県内の遠くのお店に仕入れに行く場合も遠征といえば遠征ですが、この記事での遠征とは最低でも1泊必要な場合を基準として書いていきたいと思います。
私を例にしますと、愛媛県在住なので四国内の店舗はもちろんですが、広島・岡山・神戸辺りまでなら日帰りが可能です。
これが大阪や京都、または九州となると、流石に一泊しないといけないので、私の場合なら大阪辺りに仕入れに行くのを遠征としますね。
距離にして約350km離れています。
片道350kmというと皆さんかなり驚かれますが、四国の愛媛や高知在住の人で月に40万円や50万円の利益を目指すなら、この程度は常識ですからね^^;
つまり、本州在住の人ならば、どこに住んでいようと地域を言い訳になんてできないということです♪
私がよく仕入れに行くお隣の香川県でさえ片道160kmありますからね。
でも、片道160kmなんて遠征とは言えずただの遠出です。
私の環境と比較すると、関東周辺・関西周辺・東海地方・福岡周辺の人は、遠出だけで相当な利益を出せますね(^^)
利益目標が高い人は遠征仕入れを取り入れるべき
遠征仕入れをするかしないかを決めるには、まずあなたが月利いくら上げたいかの目標によって変わってきます。
例えば、毎月お小遣い程度の5万円くらいの利益がほしいなら、遠征なんてする必要ありません。
正しいやり方を覚えれば、月に10万円程度の利益でも、遠征なしで達成することは普通にできます。
しかし、せどりで毎月30万円以上の利益を出し続けるとなれば、遠征を取り入れたほうが達成しやすくなります。
私の場合、よく遠征に行っていた頃は、一泊二日でスケジュールを組んで、その2日間で最低でも15万円程度の見込み利益を持って帰っていました。
これを毎週繰り返すと15万円×4回で、60万円の見込み利益となります。
遠征だけで最低60万円の見込み利益がプラスされますので、かなり大きいですよね。
実際には、ひと月でこの6割程度の35万円分くらいと、平日の近場で仕入れたものが売れて行き、さらに前月から売れ残っていたものも売れていくので、手元に残る利益はかなりあります。
仕入れできるスキルを持っていて、それがきちんと利益を取れる正しいやり方だったなら、このくらいの結果は普通に付いてきます。
ここから高速料金やガソリン代など諸経費を引くと10万円くらいマイナスにはなりますが、週に2日の遠征をしていると、月収で40万円くらいは普通に出ると思ってください。
この数字は決して私が特別というのではなく、私のコンサル生さんたちも同じような結果を出していますし、もっと頑張る人はこれの倍以上の結果も出しています。
だから、目標が高ければ高いほど、遠征は必然となる形です。
せどりで遠征仕入れを開始できる最低限のスキルとは?
「月利の目標が高い人は遠征を取り入れましょう!」と言っても、せどりスキルがない人は遠くに行けば行くほど赤字が積み重なるリスクが大きくなります。
正直、お店によって仕入れができたりできなかったりの、“行き当たりばったりの仕入れ”をしている人は、遠征に行くのはおすすめできません。
そんな人は、まず正しいせどりのやり方を勉強して、終日仕入れをしたら最低でも5万円以上の見込み利益を作れるようになることを優先してください。
遠征仕入れに行ってもいい最低限のスキルはここになります。
経費も考えると、1日3万円の利益では低すぎますし4万円でもちょっと物足りませんからね。
ただ、5万円の利益を取れると言っても、たまたま取れたのでは意味がありませんよ。
毎回必ず5万円を下らないようになってから遠征に行きましょう!
裏を返すと、正しいやり方を習得しない限り、遠征しようが何をしようが、いつまで経ってもせどりで結果は出ないということです。
せどり遠征はルートマップを作って計画的に
ここまでせどりで遠征できるための最低限のスキルを解説しましたが、いざそのレベルになったとしても、スケジュールを立てずに遠征に行くのは絶対にやめてくださいね。
遠征に行く前は、行き先の店舗の把握やルート、初日の夜の宿泊先、2日目の店舗のルートなどを入念に検討して、一番効率よくまわれるスケジュールを立てた上で行ってください。
遠征先のルートマップを作成するのに便利なアプリはこちらです。
なお、お店のルートを決める際は、ルート内の店舗にプラスαで数店舗を予備として計算しておいてくださいね。
実際にお店に行ったら、時間を掛けて見るようなお店じゃない場合もありますので、中途半端に時間が余ってしまうともったいないですからね。
また、宿泊先は安いところにするべきですが、それ以上に場所を優先して決定しましょう。
値段だけを考えて仕入れルートから離れた場所に泊まるのも効率悪いですし、2日目のルートとの兼ね合いも大切です。
都会では、宿泊先に向かう道中で知らぬ間に高速道路に乗ってしまって、余計な出費が嵩むこともあります。
※すみませんm(_ _)m 私のことです^^;
だから、ルートや宿泊先などの計画は完璧にして、準備万端で遠征に行きましょう!
仕入れに必要な備品をお忘れなく
遠征仕入れに行くと、忘れ物をしても家に取りに帰ることができません。
仕入れに必要な備品は絶対に忘れないようにしておきましょう。
なお、ここで言う備品とは、着替えなどの常識的なことを指しているのではなく、仕入れに支障が出ないための備品です。
例えば、終日店舗仕入れをしていると、スマホのバッテリーは完全に無くなります。
モバイルバッテリーを持っていても、それも使い切ってしまうことだってよくあります。
だから、車のシガーソケットで充電できるコンセント付きの充電器も用意しておいたほうがいいですよ。
私はモバイルバッテリーも2個持ちでやっていましたが、車の充電器さえあればモバイルバッテリーはひとつあれば大丈夫です。
また、遠征前にルート決めをしていますので、私は出発前にカーナビで店舗の行き先設定を済ませておきました。
これをしておくだけで、現地でお店を移動する度に、履歴から選ぶだけで誘導してくれるので、電話番号や住所を打ち込む時間のロスもなくなりますよ♪
遠征仕入れをすることで地域の特性がわかる
遠征仕入れをしていると、行く先々で特徴があります。
例えば、
- 大阪なら□□が良くて、神戸方面になると逆に◆◆が良くなる
- 関東でも、都内に近づくと○○で、ある程度郊外に行くと▲▲になる
- 東海地方は■■よりも◇◇のほうが仕入れが簡単
などなど、地域によっていろんなことが見えてきて面白いです。
なお、遠征仕入れに行くと「旅行気分でいろんな観光地をめぐりながら仕入れしてきました♪」って言ってる人もいますが・・・
現実はそんな余裕はないです。。
もしもそんなことを言っている人がいたら、その人は真剣に仕入れしてないと思ってください^^;
遠征先で旅行気分を味わえるのは、道中でたまたま有名な観光地を見れたときか、ご当地の名物を食べたときくらいですね。。
私は今まで何度も「すぐ近くにあの有名な名所があるのに・・」という経験をしています。
真剣に仕入れをしていたら、実際はそんなもんですよ^^;
まとめ
「せどりで遠征仕入れはやるべきか?」また「遠征のための最低限のスキルとはなにか?」について記事にしました。
遠征に関するご質問がかなり多いのでアドバイスとして書きましたが、結論としては遠征に行くべきかどうかを人に聞く時点で、まだあなたの頭は「サラリーマン脳」であり「ビジネス脳」になってないということです。
※サラリーマンを批判しているのではありませんよ。私もサラリーマンですから^^;
せどりを真剣にやっている人は、自分のビジネスの行動の仕方を人に聞いたりしません。
実際の会社でも同じですよね?
例えば、あなたの会社の社長さんが、どこか県外の業者のところに新規に仕入れに行こうと考えた時、誰かに「県外の業者に新規取引で仕入れに行くべきでしょうか?」なんて聞かないと思います。
自分自身でビジネスをやっている人は、全て自己責任で行動しています。
その覚悟があるから会社を経営し続けれているし、資金をショートさせること無く自らの力でお金を生み出し続けているんです。
経営者には給料日なんてありません。
仕事も与えられません。
全て自らの行動で生み出し続けてきているんです。
せどりも一緒です。
せどらーは、「株式会社自分」の経営者です。
せどりの結果は、自分の行動で生み出した結果です。
遠征に行こうかどうか迷っているくらいなら行きましょう。
しかし、記事に書いているとおり、スキルがないのに行くのは無謀です。
物事には順番というものがありますので、立派な会社の経営者と同じようになりたければ、論理立てて正しい方法で戦略的に行動していきましょうね♪
コメント