せどりを滞りなく思いどおりに進めていくには、価格設定や適切な価格変更が重要になってきます。
この記事では、他ではなかなか聞けない重要な価格変更について、私が実際にやっている方法で説明していきます。
新品せどりとは考え方がまったく違ってきますので是非参考にしてくださいね。
新品せどりの場合は、売れるか売れないかの基準はほぼ価格だけで決まるので、出品した商品はプライスターなどの価格設定ツールで、最安値もしくはカート価格に合わせておけば常に一番売れやすい価格に自動で変わり、あとは売れるのを待つような感じですよね。
一方、私たちがやっている中古せどりの場合は、売れるか売れないかの基準は価格だけではありません。
商品のコンディション・説明文の書き方・写真の撮り方・過去の相場・ライバルとの出品者としての比較など、さまざまな要素によってお客様に選ばれるかどうかが決まります。
だから中古品を取り扱う場合は、基本的に他の同コンディションの価格を参考にして、そのうえで前述の各要素を付け加えて出品価格を決定します。
なお、中古せどりの経験が浅い人は、出品価格を決定する要素に「過去の相場」が入っているのはなぜ?と思われるかもしれませんが、この要素は現在の価格以上に重要なものになります。
例えば中古カメラを探していて、先ほどの仕入れ要素を満たしているなかなか良さそうなものを見つけたとします。
仕入れ価格は2,000円として、モノレートで今の価格を調べてみると中古の最安値が7,000円です。
これなら価格的には問題のない仕入れ対象商品になりますよね。
しかし、過去の相場をよく見てみると、現在の7,000円という価格では一度も売れている形跡がありません。
というか、今の価格は過去の中古相場の倍以上の価格ということがわかりました。
この時点で仕入れ対象から外れてしまいますよね。
だから、過去の相場は必ず見て出品価格を想定することが重要なんです。
出品価格はむやみに値下げしない
一度出品した商品の価格は意味なく値下げしないようにしましょう。
Amazonでいろんなものを出品していくと、出品する量に対して売れる量が少ないように感じてしまうことがあります。
「気がしてしまう」と書きましたが、これは本当に「気がする」だけなんです。
※もちろん売れるものを仕入れている前提でのお話ですよ^^;
でも、このアバウトな「気」が不安感を募らせ、無意味な値下げをしてしまう人が多く存在するんですね。
ここでひとつお聞きしたいんですが、「Amazonに出品して10日で売れた」と聞くと回転が速いと思いませんか?
もう少し長くして「出品後2週間で売れていった」と聞いても、そんなに遅くは感じませんよね?
でも、これが自分のことになると話が変わってくるんです^^;
人ってなかなか腰を据えて待てないんですよね。
出品して2週間で売れた商品は、「あの商品ってなかなか売れなかった」なんて感じることもあります。
いざ出品する張本人になると、人ってこのようにせっかちになるのがわかっているので、私は記帳することをすすめています。
このブログでもなんども言ってきましたよね。
記帳をしていれば、いつ仕入れていつ売れたのかがひと目でわかります。
だから、この記事をお読みいただいたあなたも、今日から仕入れる商品の記帳を始めてください。
値下げするのは出品から1ヶ月後
新品せどりでは考えられない見出しですが、中古せどりをするなら値下げはこのくらい気長に待っても問題ありません。
正直、価格改定ツールなんて必要ないくらいです(笑)
でも、価格改定ツールは他のことでも有効に使えますのでおすすめしますけどね♪
私のやり方としましては、出品後1ヶ月程度は余程の取り返しがつかないくらいの値崩れなどがない限りほぼ価格をいじりません。
週に1度くらいのペースで参考程度に各商品の価格を流し見していって、妙な変化があるものだけを更によく見てその内どうしようもないものだけ価格を変えています。
そして、記帳している商品の中からそろそろ出品して1ヶ月というものだけを状況により値下げします。
このやり方で一番いいあんばいでやってきているので、あなたも参考にしてくださいね。もちろん丸パクリでもOKです。
2ヶ月経って在庫が残れば一気に下げる
ここまで、出品後1ヶ月間はむやみに値下げしないことをお伝えしました。
そして、1ヶ月経つと値下げを始めていくことを説明しました。
この1ヶ月経った商品の値下げ度合いは、その商品によってケースバイケースですが、ここでもライバル出品者やモノレートの過去のデータを基に変更してくださいね。
適当に下げていると、思わぬ利益の取りこぼしになってしまいますので。
さて、そうやって値下げしてみたもののその後も売れ残って出品後2ヶ月経ちました。
こうなると、今度はなにがなんでも残り1ヶ月以内に売り切る価格に設定しなおします。
まあ、ここまで残る商品は少ないので、赤字にならなければ良しくらいの気持ちでもいいと思います。
それまでに売れた商品で既に利益は取れていることになりますので。
ちなみに、この記事を書いている今日の段階で私が仕入れた商品で3ヶ月近く売れずに残っている商品は5点あり、仕入れ総額にして2,916円分です。
3ヶ月前もひと月で数百点の商品を仕入れていますが、売れ残る割合は私の場合はこのくらいです。
これら5点の商品は値下げして売り切りますが、正直そのまま破棄してもかすり傷にもならないことはご理解いただけると思います。
まとめ
以上、出品時からの価格改定のやり方を、1ヶ月後、2ヶ月後と段階を踏み、それでも売れ残ったものは残り1ヶ月以内にすべて売り切ることをご説明しました。
このように、中古せどりは利益率が大きいのですべての商品は3ヶ月以内に売り切るという姿勢で取り組み、それに対する価格改定をしていうというスタンスです。
あなたがもしも今まで新品せどりしかやった経験がないのでしたら、今日から「価格は常に最安値に合わせる」という概念は捨てて、ぜひこのやり方をマネしてみてくださいね。
説明不足なところもありますので、わからないことは何でもご質問ください♪
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