もう40年以上前に、当時の内閣総理大臣が「人の命は地球より重い」と言いましたが、今日の記事の内容もちょっと重いので、苦手な人はスルーしてください。
さて、先日のニュース番組で、経済関係の専門家が「新型コロナでこのまま自粛が続くと、企業の倒産や失業者が増え、ウイルス感染による死者よりも自殺者数が上回る可能性が高い」とコメントしていました。
これを聞いたとき、数年前の私がフラッシュバックして「これはマズイ」と思ってしまったので記事にしたいと思います。
まず、安倍首相が新型コロナの影響による自粛期間を伸ばしましたよね。
自粛期間の延長はわずか1週間から10日程度ですが、これによって企業が倒産するリスクは大きく上がったと思います。
でも、延長期間はあくまでも現時点での期間であって、今後の状況を見ながら更に伸びる可能性もあります。
この自粛期間の影響で売り上げが減少し、現在融資を申し込む企業が激増していますが、この融資が後々自分の首を締めるような事にならないように願っています。
なぜなら、自殺の原因は「お金が稼げないから」というよりも、「借金が返せないから」という理由のほうが大きいからです。
まさに「借金苦」っていう言葉どおりです。
日本人は几帳面で責任感が強く真面目な人が多いので、人様にお借りしたものは必ず色を付けてお返しするというような風習があります。
だから、借金だって返せない場合は自分の命を持って償おうとします。
「今月の返済分がもう追いつかない」
「これから毎月こんな思いをするくらいなら死んだほうがいい」
「借りたお金も返せない自分は生きる価値もない」
自分で自分をどんどん追い込んでいきます。
ほんの数年前の私自身もこんな状況でした。
正直、この段階まで来てしまうと、状況を打破するのは「死んで消えてしまうか」「死ぬ気で何か行動するか」の2択しかありません。
でも、ちょっと冷静に考えてみると、実は前者の「死んで消えてしまう」という選択肢なんて無くていいんです。
なぜなら、この世に命より重いものなんてありませんから。
人間が一番尊重しなければならないものは人の命ですよね?
「人の命」>「お金」です。
だったら、日本は成熟した国なので「人の命が守られるような社会の仕組み」になっている可能性が高いと思いませんか?
私は法律の専門家でもないし詳しくもないのでニュアンスが間違っていたら申し訳ないですが、自分なりに調べた結果では、「日本人である限り、借金のせいで命を絶つ必要なんて1ミリもない」と知りました。
そう、日本に住んでいる限り、あなたが100万円の借金を返せなくなっても、1億円の借金を返せなくなっても、命と引き換えに償う必要なんて無いんです。
借金を返済できなくて逮捕された人はいません。(騙して借りるのは詐欺ですよ)
借金を返せなくても犯罪ではないんです。
万が一返せなくなっても、法律によって債務整理や自己破産が認められています。
私たちは国によってきちんと守られているんです。
しかし、それらをするにもお金はかかります。
過去の私のように本当にお金が無くなってしまったら、債務整理や自己破産することすらできません。
でも、そうなってしまえばもうお手上げなのかというと、決してそんな事はありません。
前述のとおり、日本はきちんと「人の命が守られるような社会の仕組み」になっています。
整理も破産もできなければ、最後は「返済しない」という手段を取るだけです。
言い方は悪いですが、「踏み倒して時効を待つ」になります。
これは人としておすすめできることではありませんが、借金によって命を落とすくらいなら、最終手段はこれにしてほしいです。
正当な理由で借金が払えない場合は犯罪ではありません。
もちろん取り立ての電話などは来ると思いますが、これも日本の法律によって回数や時間が決められていますし、やり方よってはストップすることもできます。
この状態にまでなると、精神的に崩壊しそうだと思うかもしれませんが、その前の段階ですでに精神は崩壊していますので。
債務整理や自己破産をしても、その後10年近く借り入れやクレジットカードの作成はできなくなります。
返済しない「踏み倒し」をしても、5年か10年で時効になります。
もしも時効が中断しても、命の重さとは比較になりません。
破産と踏み倒しのどちらを選んでも結局同じような結果になるということですし、日本の法律はその両方の選択肢を用意してくれています。
もう返済の必要がなくなれば、新たに借金なんてできなくても生きていけます。
クレカがなくても生きていけます。
だから、借金で「死んで消えてしまう」という選択肢なんて無くていいんです。
さて、数年前の私は、まさにこの段階に近い状況に陥っていました。
返済のためにカードで新たに借り入れをするような自転車操業でしたが、それもすぐに限界が来て、毎日督促電話の嵐で家族にも迷惑を掛けてしまうことになると覚悟していました。
でも、あのとき「死ぬ」という選択をしなくて良かったと思います。
当時、その後の私の人生を激変させてくれた中古せどりと出会い、「どうせ死ぬなら死ぬ気で中古せどりを頑張ってみよう」と行動しました。
その結果、わずか2ヶ月後には毎月の借金返済額以上の利益を上げることができるようになり、私の人生は正常化していました。
私は債務整理も自己破産もしませんでしたが、もしそうしていたとしても、同じように復活していると思います。
なぜなら命があるから。
借金が返せなくなっても、やり直しはできます。
借金を返せないことを「申し訳ない」「恥ずかしい」と思うのなら、何でも良いのでそれを償うために死ぬ気で行動してください。
人間、3ヶ月間死ぬ気で行動すれば人生を変えることができます。
死ぬ気で行動して自分を変えることができると、それは信念になります。
信念が生まれると、それを同じように困っている人に伝えたくなります。
まさに私がそうでした。
経験しているから何度でも言います。借金と命を天秤にかけることは絶対にしないでください!
さて、私は以前からサラリーマンという職業は決して安泰ではないと言っていますが、今回の新型コロナの影響を見ているとますますその思いが強くなってきています。
給料をもらう立場にいるだけでは状況の変化に淘汰されます。
現在給料をもらう立場にいるなら、並行して自分で稼ぐ方法を身に着けておくべきだと思います。
日本では、露骨にお金の話をしたり、お金を稼ぐ方法を模索していると、後ろ指を刺されるような社会になってしまってますが、それは日本の教育のありがた迷惑な賜物です。
これからの社会、給料をもらって“稼がせてもらう人”は常に不安定な状況下で生きていくことになります。
自分の力で“稼ぐ人”は、足元が揺らいでも踏ん張ることができます。
あなたの人生はあなたが決める時代です。
現状に不安がある人は、先手先手で行動していきましょう。
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