いきなり質問ですが、人ってどうしてモノを買うのか考えたことありますか?
あなたがせどりをやっているにも関わらず「考えたことがない」というなら、あまりよろしくない傾向ですよ^^;
なぜなら、『人がモノを買う理由を知らないまま、あなたはモノを売ろうとしている』ということだから。
『人がモノを買う理由を知らないまま、あなたはモノを売ろうとしている』
↑この文章を客観的に見て、怖くなりませんか?
私個人的には、繰り返し読めば読むほど怖ろしくなります。
もしもあなたに当てはまるなら、仕入れに行く前にこの記事を読んでください。
人がモノを買う理由
さて、結論から言いますと、人がモノを買う理由って大きく分けてこの2つになります。
- 課題を解決するため
- 欲を満たすため
【1.課題解決】
生活してると何かしら不便に感じることがありますが、人は知性があるのでそれを解決しようとします。
朝起きる時から寝る時まで(場合によっては寝てる間も)課題を解決しようとします。
わかりやすく、1日の生活のうち起床から出かけるまでのわずかな時間の中だけで表現してみますね。
■起床
【課題】時間どおり起きれないかもしれない
【解決】目覚まし時計を買う
■歯磨き
【課題】朝起きて口の中が気持ち悪い
【解決】歯ブラシを買う・歯磨き粉を買う
■洗顔
【課題】寝起きに顔を洗いたい(お化粧前の洗顔も)
【解決】洗顔料を買う・タオルを買う
■朝食
【課題】朝食を作らないといけない
【解決】調理器具やお皿、お箸、コップなどを買う
■外出前
【課題】外出準備しないといけない
【解決】お化粧品を買う・着替える服を買う
■荷物
【課題】お金や荷物を持っている
【解決】バッグを買う・財布を買う
■外出
【課題】天気・交通手段
【解決】傘を買う・自転車・車を買う
課題解決のために購入しているものがたくさんありますよね。
しかも、これはあくまで一例なので、実生活となると起きてから出かけるまでの間だけでこの何倍も商品があふれているはずです。
そしてこれら全部課題解決のために必要な商品です。
【2.欲を満たす】
また、人には欲がありますのでその欲を満たそうとします。
■食欲
【欲】お腹が減った・のどが渇いた
【満たす】食べ物を買う・飲み物を買う
(ちなみに私はビールとつまみを買う)
■睡眠欲
【欲】眠りたい
【満たす】ベッドを買う・布団を買う・枕を買う
これ以外に、旅行や嗜好品も、どちらかといえば欲を満たす部類に入りますね。
※他の欲は変な方向にいくといけないので割愛します 笑
以上のように、人は課題解決や欲を満たすためにモノを買ってるんです。
モノだけじゃなく、病院・サービスなども全部当てはまります。
↑これ今まで考えたことなかったら、今後は常に考えるようにしてくださいね。
モノを売る仕組み
じゃあ、人がモノを買う理由に対してあなたがやるべき答えはただひとつですよね。
お客様の課題解決をしてあげたり、欲を満たしてあげればいいんです。
物販で言うと、お客様の課題と課題解決の間に、あなたの商品をはめてあげるだけ。
課題→【あなたの商品】→課題解決
欲→【あなたの商品】→欲を満たす
この仕組みを理解出来ていれば、あとは人の心理に基づいて行動するのみです。
(これ以上具体的に記載したらコンサル生さんから怒られそうですが) あともう少しだけ掘り下げますね^^;
さて、人は生活している中で何かしら課題があり、その課題を解決する手段として商品を購入しているんでしたよね。
そして、それを仕組みにはめると思いどおりに売れます。
だから、先ほど例に挙げた【起床から出かけるまで】の流れをもっと細かく考えれば、さらに売れます。
例えば、■外出 についてもっと細かく考えてみましょう。
■外出
どこに? → 遠くに
誰と? → 家族4人で
何をしに? → キャンプ
こうなると、移動するための商品が必要ですよね。
しかも、荷物もたくさん乗せて移動できる商品じゃないと課題解決できません。
つまり、バイクではなくセダン車でもなくSUVやミニバンのような車を買うことになるわけです。
課題解決のために、欲を満たすために、誰が何を求めているのか?
ここを無視してはいけませんよ。
人を見ないと絶対に抜け出せない
こうやって私が説明したらなんとなく理解できるけど、実際にお店で仕入れする際には目の前にお客様がいるわけでもないのに、どうやって見えないお客様の課題解決や欲を満たすことができるの?
と思いましたか?
あなたがそう思うのも無理ないです。
なぜなら、やり方を知らないから。
でもご心配なく、やり方を知ればあなたもできるようになりますから。
人の心理をもとにやれば、目の前にいないはずのお客様が常に目の前にいる状態になるんです。
だから、いつでもどこでもどんなお店でも圧倒的結果になるんですよね。
せどりをしている大半の人は、Amazonとの価格差を見たりkeepaで回転を調べることに全集中していると思います。
しかし、たとえネット物販とは言っても、スマホやPCの向こう側には人(購入者)がいます。
あなた←(ネット)→購入者
つまり、あなたと購入者の間にネットという空間があるだけで、実はリアルなお店で対面販売しているのと全く同じなんですよね。
ネット物販と対面物販の違いは、あなたと購入者の間にアクリル板があるかないかくらいの差ってことです。
以上のことを踏まえて、ネット物販(せどり)をするために今までどおりAmazonとの価格差やkeepaだけを見ていたので上手くいくと思いますか?
いかないですよね。(上手くいくと思ったらそっと閉じてください)
一生懸命せどりを頑張っても結果が出ない人が多いのは、こうやって根本から間違った考えで取り組んでるからなんです。
あなたがお店の店員さんとして接客する際に、お客様のことを理解せずAmazonでめちゃくちゃ売れてる商品を「これすごくいい商品ですよ!いかがですか?」なんてオススメしませんよね?
そんなことしてたらドン引きされちゃいます。
また、めちゃくちゃ売れるような商品は他のお店でも取り扱ってる可能性も高く、わざわざあなたから買う必要もありません。
めちゃくちゃ売れるから他のお店も売り始め、ライバル店が多くなって値下げ競争も始まる。
↓↓↓
お店が勝手にどんどん競争してくれるから、購入者は今すぐ高い価格のまま買う緊急性もなくなり、安くなるのを待つようになる。
↓↓↓
そして安くなりきったところで購入者は買い求め、今度は商品の供給が少なくなりまた元の価格に戻る。
あれ?
これってせどりやってる人の大きな悩みとすごく似てますね。
人を見ず、誰でもできて誰もがやってることをしてると、こうなってしまうんですよ。
「Amazonは値下げ競争に巻き込まれるから嫌」とか愚痴ってる人は、自らそこに飛び込んで思考停止してるだけ。
嫌なら抜け出せばいいんです。
私たちのように、「Amazonは値下げ競争なんて無縁」と断言できる人たちだって存在してるんですから。
最後に
今、せどらーのための様々なツールや手法が出回ってますが、一度冷静になってよく考えてみましょう。
購入者と対面で接客しているイメージを常に持ちながら相手のことを真剣に考えてみましょう。
そうすれば、今までAmazonの価格差やkeepaを中心に考えてた愚かさや、ツールや手法がいかに無意味なものか気付くはずです。
私がいつも「自分のビジネスをネットの情報に振り回されてはダメ」って言ってる意味のひとつがこれです。
人の心理は太古から現在、そして未来もそうそう変わるものではありません。
それほど強固な心理がツールや手法でひっくり返されると思いますか?
ビジネスはその『変わらない心理を持っている人』に対しおこなうものです。
だから、テクニックとも言えない小手先のものにブレているうちは結果なんて出ないと覚悟して、本質を大切にしましょう。
自分のためじゃなく、人のためにせどりをやれば結果は好転しますよ。
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