何かの分野で成功した人に対して、多くの人は「努力の賜物」だと言います。
でも、もしもその人たちに成功できた理由を聞けたら、あなたの思っているとおり「私は努力をしたから成功できた」と言うでしょうか?
個人的意見かもしれませんが、私はそんな人はあまりいないんじゃないかと思います。
なぜなら、努力というのは本来人間が一番やりたくないことのひとつだから。
逆に人間は ”努力を避けるためならあらゆる努力ができる” 生き物です。
事実、今の世の中は人間が努力をしなくて済むように、日々便利なものが生まれ続けています。
そして、もちろん私も努力が大嫌いな人間です(笑)
「これから1ヶ月間努力しなさい」と言われても自分の目的と合わないものは断固拒否します!
今、さらっと重要なことを言いました。
「自分の目的と合わないもの」
自分の目的と合わないものは、その人にはやる意味がないのでそもそも努力のしようがありませんよね。
目的のない努力って、人間にとっては「苦痛」以外のなにものでもありませんから・・・。
人は、自分の目的と関係ないものは、たとえそれが努力しなくてできることでもやらないものなんです。
ましてや苦痛に感じる努力をしてまでやる人なんていないでしょ?
一方、人間は命を懸けて本気で成し遂げようと思ったことなら、例えそこにとんでもない大きな壁があろうとも、どんなに時間がかかろうとも、成功するまでやり抜きます。
同じ人間がやることなのに、すごい違いですよね。
この違いって、いったいなんなのでしょう?
好きであろうと嫌いであろうと、やらなければならない目的とぴったり合えば人は動く・・・
結論を言うと、そうなった人たちはそれを「努力」などと思いもせず「夢中」でやっているからです。
仮に、目的を達成する手段がその人の嫌いなことでも「夢中」になってやるんです。
スポーツ選手を見ているとよくわかりますよね。
高校野球だったら、甲子園に出場するために毎日過酷な練習をしています。
これは傍からみると、紛れもない「努力」と言えますよね。
でも、野球を心から愛し、甲子園という舞台をリアルに夢見ている子たちは、毎日の過酷な練習を「努力」とは感じていません。
夢の舞台で活躍することに「夢中」なんです。
マラソン選手だってそうです。
傍からみると、なんであんなに自分を苦しめてまで走り続けるのか不思議に感じますよね。
普段の練習では、わざわざ酸素量の少ない高地に行ってまで自分を苦しめて努力しています。
でも、これも本人からすると「努力」をしているのではなく、表彰台のてっぺんに立つために「夢中」になっているんです。
第三者がみると、とんでもない努力をしているように感じることでも、夢中になっている人からすると、成し遂げようとしていることのために必要な手段のひとつなので、いちいち努力なんて思わず苦しいこともやり抜けるんですよね。
いま私はスポーツ選手を例に挙げてきれいごとを言いましたか?
もしそう思ったなら、あなたは「努力をする人」ですね。
え? 意味が分かりませんか?
では、より具体的に説明しますね。
さきほど例に挙げたスポーツ選手の中にも、「私は努力をしている」「努力をすれば結果が出るはず」「こんなに努力しているんだから目的を達成できないはずがない」という考え方をする人がいます。
でも、残念ながらそういう考え方で練習をしてきた選手は、夢中になって目的を達成できた選手と同じ練習をしてきたにも関わらず、目的を達成できないままで終わってしまう人が多くいます。
なぜなら、本人が「努力」と感じている時点で、所詮「夢中」になっている人の意識レベルにかないっこないからです。
努力と夢中では、まったくメカニズムが違うんですね。
キッカケは何でもいいです。
夢中になれる理由は以下の2つです。
- 本当にやりたいから、目的を達成するために夢中でやる。
- 本当はやりたくないけど、目的を達成するために夢中でやる。
偉大なスポーツ選手でも、このどちらかに分かれます。
いずれにしても本気の目的があるから夢中になれて、その結果が出ているんです。
もちろん、「努力をしている」と感じている人でも努力をし続けると結果を出します。
でも、夢中になる人はそれ以上に大きな結果を出します。
「努力」は「夢中」以上にはなれないんですね。
野球選手だって、地味な素振りが大好きな選手なんてほぼいません。
マラソン選手だって苦しみながら走り続けることが大好きな選手なんてほぼいません。
ではなぜ好きでもない苦痛な練習を毎日続けれるのか。
理由はただひとつ。
やらなければならない大きな目的に夢中になっているからです。
これをビジネスに置き換えてみましょう。
私は正直言いますと、せどり物販は大好きというわけではないです。
しかし、人生のどん底に陥った時、本気で死を選んでいた私は死ぬ前に本気でせどりに取り組んでみようと夢中になってやりました。
当時、自分が努力しているなんて一瞬たりとも頭に浮かんだこともありません。
人生を取り戻すことに夢中になっていたので寝た記憶もありません。
今より1秒後を良くすることに夢中になってせどりをしていました。
その結果、私はマンガでも書けないほどの大逆転人生を歩むことになったんです。
そして、現在は私の大きな目的である「自由に生きる」ことを達成するための手段として日々やっています。
だから努力などとは感じず、目的を達成するために今でも夢中でやっています。
併せて、私はこのブログも書いています。
自分の文章能力がないのは置いといて、思ったことを素直に書いているこのブログを更新していくことはすごく好きで、それこそ夢中になっています。
そして、最終的にはブログで生計を立てて自由になることに夢中です。
私は努力をしたくありません。
目的を達成するために、今できることを夢中でやっています。
夢中になれると本当に楽しいですよ。
そう言えば、名前は忘れましたがある芸能人の方が亡くなる直前にすごく共感できることを仰っていました。
「人生は考え方次第だ」って。
あなたは努力をする人になりますか?
それとも、夢中になれる人になりますか?
「人生は考え方次第」という言葉どおり、同じことをやるにしても夢中になれるほど最強なものはないです。
その最強の武器に1日も早くあなたが気付くことを祈っています。
コメント