ブログを通じていろいろな人のご相談にのっていると、本来なら高利益を出すはずの中古せどりをしている人でも実際に出ている数字は新品せどりのそれとあまり変わりがないという人が非常に多く存在します。
一般的に、新品せどりの利益率は10%台から高くて20%程度です。
一方、中古せどりの利益率は30%から40%程度が多いです。
わかりやすく言うと、新品せどりと中古せどりでは残るお金が2倍は違うということです。
なお、この数字はあくまでも平均的な数字ですので、人によってはこの枠に収まりません。
私のやっている中古せどりでは、利益率50%以上を出すことも多々ありますし、コンサル生さんもせどりを教えて2ヶ月目には副業でこのくらいの数字を出しています。
販売価格合計677,872円
仕入れ価格合計122,235円
純利益364,966円
利益率53.8%
本来、せどりという商行為はこのようにリアルにお金を稼ぐために行うものです。
しかし、そのせどりが原因で借金がどんどん積み重なっていき、お金が減っていく一方の人が非常に多くいるように感じられます。
今日の記事では、せどりをすることによってお金が増えるどころか、日々苦しんでいる人に向けてお話をしていきたいと思います。
せどりでお金が残らない理由
まず、きちんと仕入れができているという前提でお話を進めていきますと、せどりをやっているにも関わらずお金が残らないという人は、仕入れ値が高いにも関わらず利益率の低い商品ばかりを取り扱っています。
例えば、仕入れ金額が5000円もするのに見込み利益は3000円程度とか、仕入れ値が10000円で見込み利益が5000円といった感じです。
もしもあなたがこの数字を見て「十分利益を取れてる!」と思ったとすれば、その感覚は赤信号です。
これだけのお金を使ってこれっぽっちの利益では、若干の歯車のズレが起こっただけで一気に悪循環へと進んでいきます。
仕入れをする時の利益はあくまでも見込みです。
いくら価格競争が少ない中古品だといっても、価格競争が起こる時もありますし、モノレートのデータで想定していた価格では売れない場合もあります。
そんな時には、いつまでもそのまま放置しているわけにはいかないので、必然的に価格を下げる必要があります。
だから結局は想定していた利益も取れず、高い仕入れ価格はそのままで利益部分だけが削られていく状態になります。
更に、このようなせどりをしている人は、いくら中古せどりをしているとしても、利益を多くするには在庫数を増やし続けていく手法を取って薄利多売で勝負する体質になっています。
これは新品せどりのやり方と同じで、商品を回転していっても利益はお金ではなく在庫として残るだけです。
せどりの根本的なやり方が間違っている
中古せどりは利益が取れると知って参入してくる人が多くいますが、確かに利益が取れるのは間違いないです。
しかし、それは普通にせどりをしていたのでは絶対にうまくいきません。
一般的な中古せどらーが取る行為は、ハードオフに行って中古の家電やゲームなどを見てまわってAmazonと価格差があるものを仕入れる。
でも、一生懸命調べていっても見つかる商品は1品か2品程度で、全く見つからないボウズも多々あり。
だから少しでも仕入れできたという事実を作って自己満足したいので、仕入れ値が高くて利益が少ない商品でも無理して仕入れる。
もう書いているだけで気分が悪くなりそうです。
こんなのせどりじゃないですよね?
本当のせどりっていうのは、できるだけ安く仕入れをしてできるだけ高く販売するということです。
非常にシンプルな商行為ですよね。
しかし、前述のように上手くいってないせどらーはみんな反対のやり方をしています。
せどりの根本を変え、安く仕入れて高く売るという正常なやり方にすれば結果も変わるんです。
もちろん、仕入れは毎回100%上手くいくとはかぎりません。
でも、例え1店舗で2点か3点程度の商品しか仕入れできなくとも次のお店に行けばいいだけの話です。
もしも私が、やれ「黒物家電だ」「白物家電だ」「いやゲームやプリンターだ」と躍起になって探し続けても、思いどおりにせどりをやっていける自信はありません。
でも、中古せどらーの大半はそこで勝負している人ばかりです。
結局せどりは利益がないとダメ
お金が残らないのは利益が少ない商品ばかり仕入れているから、そして根本的なやり方が間違っているから結局利益が少ない商品に手を出してしまうというお話をしました。
もう十分ご理解いただけていると思いますが、やはりせどりは潤沢な利益を確保しながらやっていかないと思いどおりにはいかないんです。
冒頭のコンサル生さんの、商品仕入れ時の見込み利益率は60%近い数字です。
なぜこんな数字を出すことができているのかと言うと、見込み利益は仕入れ値の3倍以上という基準を遵守して仕入れしているからです。
仕入れ時に、これだけ圧倒的な利益を見込んでいるので、いざ出品して価格競争に巻き込まれても値下げできる余地は大幅にあります。
また、想定以上に回転が遅かった場合、一気に値下げして売り切ることも余裕でできます。
しかも、一気に値下げしても利益が残っている状態です。
つまり、根本からこのようなせどりのやり方に変えることで、仕入れのお金も少なく、出品後から販売までのコントロールも自分の思いどおりにできるせどりに変化するわけです。
まとめ
中古せどりの理想の利益率のタイトルでお話をしましたが、「理想の利益率」=「理想のせどり」になります。
みなさんライバルせどらーばかり気にしてせどりをやっていますが、根本からやり方を変えて自分主導の思いどおりのせどりをやっていけるようになると本当に楽しいですよ。
この状態でせどりをやれている人って、全体の何%いるんでしょうか?
金持ち父さんが「ラットレースに巻き込まれるな」と仰っていますが、あなたもせどりのラットレースに巻き込まれず本来あるべき姿のやり方で稼いでいきましょう。
コメント
[…] 【中古せどり】理想の利益率はこれだ! […]
[…] […]
[…] […]