ひとくちに「せどり」と言っても、皆さんそれぞれいろんなスタイルでやっていますよね。
- せどりの起源ともいえる本を専門に取り扱っている人
- そこから少し視点を変えてCDやDVDを取り扱っている人
- また、日本に何人いるのかわからないくらい非常に多くの人がやっているゲームせどり
- 一時期大ブームになった家電せどりや中国輸入
- さらに、もはやせどりとは言えないようなメーカーや卸から直で仕入れるメーカーせどり
これ以外にも、せどりにはまだまだいろんなスタイルがあります。
では、これらのせどりって実際にどのような感じなんでしょうか?
皆さん上手くいってるんでしょうか?
ちょっと気になりませんか?
私がせどりの経験が少ない人だったとしたら、かなり気になる内容なので記事にしたいと思います。
幸い、私は上記のせどりは全て経験していますし、それ以外にもいろんなスタイルのせどりを経験しています。
全て深くのめり込んでやっていたわけではありませんが、それでも私なりには真剣にやっていまいたのでぜひ参考にしてもらえると幸いです。
本せどり
本せどりをやる人は、主にブックオフなどで仕入れをしています。
本せどりは、稀に目利きで仕入れをする人もいますが、ほとんどの人はビームと呼ばれるバーコードを読み取る小型の機械を手に持って、隅から隅まで高速で本をスキャンしていきます。
とにかくより多くの本をスキャンしまくって、その中で一定条件以上の利益が出る商品に当たれば、スマホのアプリがお知らせをしてくれるので、あとは該当する本だけを棚から抜き取ってレジに持っていく形です。
この手法は、目利きゼロで頭をほとんど使うこともなく超単純作業ですが、傍から見ると通報されるレベルの怪しさです^^;
実際、数年前にはお店側がせどり行為を禁止する張り紙もしていたくらいですので。
ひと目なんて全く気にならないし、頭なんて使いたくないという人には向いているかもしれませんね。
しかし、仕入れ時もそうですが、家に持ち帰ってからの出品や発送も地獄レベルの重労働です。
本は、販売から発送まで全てAmazonに丸投げできるFBAのシステムを使うと、経費で商売にならないので自己発送する人が多いですが、1冊100円程度の利益が多いで毎日数十冊から100冊近くの発送作業をしなければならないので、副業では物理的に不可能に近いんですよね。
私が本せどりをやっていた頃は、まだAmazon手数料も安かったので良かったですが、今はもう限界を超えているレベルの状況ですのでおすすめできるものではなくなっています。
CDやDVDせどり
これも本せどりと共通している部分が多くあります。
本に比べると商品数は少なくなるので、その分目利きの要素は大きくなるんですが、それでもそこまでのレベルに到達するのは至難の業です。
お店に行くと、よくワゴンの中に詰め込んでたたき売りしていることもありますが、それらを全頭チェックしても結局は取れる利益は微々たるものということがほとんどです。
まあワゴンの中って、そもそも市場で安くなってしまったものを処分するために置いているものが多いので、利幅が取れるものは少ないんですけどね。
個人的な印象ですが、このジャンルで飯を食っている人は、情報を掴んでいる人が多いような気がします。
○○の商品がプレミア化するとか、時事ネタから○○が品薄になるなど。
併せて、やはり経験を積み重ねて目利きで勝負する人が生き残っているとも思います。
私がこのジャンルに手を出していたときは、実際に販売して利益が出た商品をひとつづつリスト化していって、お店の中で照らし合わせながら仕入れをしていました。
しかし、それでもお店によって在庫や価格にばらつきがあるので、なかなか上手くはいかなかったんですけどね。。
ゲームせどり
ゲームせどりをやっている人は非常に多いですよね。
ゲームは商品数も限られていますし、実際にゲーム大好きな人にとってはかなりとっかかりやすい分野ではないでしょうか。
人気商品は本当に一瞬で売れていく回転の速さも魅力的ですよね!
私がせどりを始めて、本以外で始めて仕入れをして販売したのが、確かゲームソフトだったような記憶があります。
当時はまだまだゲームせどらーも少なく、今と比べるとゲームソフトも仕入れをしやすかった印象です。
でも、今はどこに行ってもゲームせどらーはわんさかいますので、目の前の商品を簡単に仕入れできるような状況ではないですよね。
ライバルと競争をする必然性は否めない分野になりますが、経験を積んでいけばゲームソフトにしろ周辺機器にしろ目利きで拾っていけますし、商品同士を組み合わせてより高く販売することもできるので、おもしろいせどりではあると思います。
家電せどり
家電は今でもせどりの中心に位置している分野です。
現在でも、家電専門でせどりをしている人は非常に多く存在します。
しかし、この分野も一時期流行りに流行ったせいか、大手家電ショップなどでは転売対策も進んでいき、私たちせどらーにとっては厳しくなっている状況です。
一時期は、通常の棚に置いてある商品でもかなり取れまくっていたような頃もあり、そんな商品を何個も見つけては近くの全チェーン店に行ってゴッソリ仕入れていたものです。
(こんな事するから対策されるんですけどね^^;)
その後、新品の家電せどりから、より利益が大きい中古家電せどりのブームも来ましたが、こちらは新品よりも仕入れが難しく返品リスクも高いということで長続きしない人が多いですね。
中国輸入せどり
大量仕入れで縦積みできて、ローコストで高い利益を叩き出す新しいせどり手法として一気に注目を浴びたのが、中国輸入です。
私も即行でこの波に乗りました!
実際にやってみると、最初のうちはまずまずの結果が出ました。
でも、あまりにもブームになりすぎて次から次へと中国輸入に参入してくる人達が増え、Amazonでの値下げ競争が一気に激しくなってきました。
利益が取れる商品を大量に注文しても、中国から届くまで数週間。
クレジットカードの使い方をミスると、商品が売れる前に支払が発生してしまいます。
しかも、商品が届くまでにAmazonでは値下げ競争が始まってしまっているという悲惨な状況です。
また、中国から届いた商品を検品してみると、そのうちかなりのものが不良品だったなんてことも普通にあります。
これは素人手を出すやり方ではないと思い、私は去りました。
そして、その後は私と同じような人が続出し、現在では中国輸入という言葉自体をほとんど耳にすることもなくなってしまった状態ですね。
メーカー・卸せどり
安く仕入れて高く売るのがせどりの基本です。
だったら、仕入れは店舗からするのではなく、メーカーや卸から直接しれたほうが安くなるのは当たり前ですよね。
この理論で一躍世間の陽の目を見たのがメーカーせどりです。
これを知ったときは私も衝撃を受けました。
個人の人間がメーカーや卸から仕入れなんてできるの?と思っていましたが、実際にそれが可能だということを知り、当時ある人がやっていたメーカーせどりのコンサルも受けました。
結果、どうなったかというと・・・
というか、今現在、メーカーせどりって耳にしますか?
ほとんど聞くこともないですよね?
それが結果です^^;
正直、メーカーや卸から仕入れるより、店舗で売られている物のほうが全然やすいです^^;
コンサル料30万円くらい捨ててしまいました。。
食品せどり
食品せどりも最高にブームになりました。
Amazonで食品なんて売っていいの?と思っている人も多く、規制解除さえすれば売れるという現実を知り、かなりの人が飛びつきましたよね。
食品せどりは、とにかく薄利多売の世界です。
一般的な新品せどりよりも薄利です。
私のブログ読者さんなら、薄利の商売をしているとトドの詰まりどうなるかはご存知ですよね?
当時、食品せどりの先駆者で日本一有名だったせどらーさんも、1年もたずに看板を下げてしまいました・・・
利益率の低いせどりは絶対にやってはダメですよ!
ブランド品せどり
実は私、ブランド品も取り扱った経験があります。
バッグや財布などですね。
こちらの販路はAmazonではなくてヤフオクやメルカリなんですが、やってみてどうだったかというと、やり方次第では商売になると思いました。
やり方次第というのは、きちんとした仕入れができる(偽物ではなく本物を仕入れる)ことが大前提で、商品の価格は写真で大きく左右されます。
つまり、写真撮影のスキルも必要ということです。
汚いものをきれいに写すとかではなく(そんなことをしたらクレームになります)て、きれいなものをよりきれいに写す技術や、お客様が知りたい情報を写真でも確認してもらえるように撮影することなどですね。
撮影環境や、商品撮影の角度や明るさだけでも価格に大きく影響してきます。
私は半年間ほどの経験でしたが、商品や撮影方法によって「こんなものがこんな価格で!」という嬉しい体験もしましたし、反対に「なんでこれがこんな価格にしかならないの?」という残念な結果も体験しました。
だから、写真は本当に大切です。
一般的なせどりとはちょっと違いますが、経験談という意味で書いてみました。
結局一番最高だったせどりとは
このように今までいろんなせどりをやってきた私ですが、結局の所本当に利益を出し続けることができて、一時的なブームなどでは終わらず今後も未来永劫継続していけるせどりがなにかというと、それは唯一「中古せどり」だけです。
中古せどりは「中古家電せどり」と間違われることも多いですが、私の中古せどりはそうではありません。
むしろ家電は少ないです。
せどりはジャンルを絞ってやっている人も多くいますが、今までの経験上個人的には絞らないほうが絶対いいです。
というか絶対に絞ってはいけません!
私は今でも、前述した、本・CD/DVD・ゲーム・家電なども利益が取れれば普通に仕入れます。
せどりとは、商品を安く仕入れて高く売る商行為です。
つまり、安く仕入れて高く売れるものなら、公序良俗に違反しないものであれば取り扱うべきです。
だって、目的は利益を出すことですからね。
- 利益を出すことが目的だから、新品ではなく中古を取り扱う
- 利益を出すことが目的だからジャンルなんて絞らない
- そして、利益を出すことが目的だから、より安く仕入れてより高く売る
これがせどりです。
だから私は今の中古せどりに落ち着きました。
せどりをするからには、利益に遠慮してはいけません。
利益を求める行為はいやらしいことでも恥ずかしいことでもありません。
逆にそこを遠慮することのほうが恥ずかしいです。
あなたもせどりをやるなら、やる意味を考えてそれを素直に実行していきましょう!
一番の目的は利益ですからね♪
コメント