ここ最近、ほぼ毎日読者さんと通話をしています。
多いときは1日3人の方と通話をしたりと、私のような人間でも誰かのお役に立てているんだとやりがいを感じながら生きている今日このごろです^^;
でも、今年の冬の終わりから春夏そして秋といろんな人とお話をしてきましたが、今の時期がお金に困っている人からの相談が一番多いです。
年の瀬が少しずつ迫ってきているからですかね。。
今日は、お金がないけどせどりをするにはどうすれば良いかについて、私自身の経験を元にお伝えしたいと思います。
無いものは無い
読者さんの中には、昔の私ほどではないものの「借金が多いけど中古せどりはできますか?」とか「新品せどりで赤字続きです」「仕入れ資金があまりないけど大丈夫ですか?」などなど、駆け込み寺のようなご相談が本当に多くあります。
そんな人達のご相談に乗っていて、最終的に共通していることは「お金が無い」に行き着くんですが、お金がないからせどりを諦めるというのは勿体ないと思います。
「お金がないのにどうやって仕入れするんだよ!」と言われそうですが、冷静になってください。
おっしゃるとおり無いものは無いんです。
あなたにお金がないのは事実です。
仕入れするお金がないのも事実です。
だからそれを悲観するのではなく、きちんと受け入れて「どうすれば仕入れ資金を捻出することができるか」を冷静に考えましょう。
どん底時代の私の例
抽象的なことばかり言っても伝わらないと思いますので、実際の私の例を挙げて、どうやって私が這い上がるきっかけを掴んだのか解説します。
私は1年半くらい前まで借金地獄のどん底生活をしていました。
家族にだけは迷惑を掛けれないため、食事は1日1食か飲み物以外口にできない日も頻繁にありました。
家はあるけど生活レベルはホームレス同等かそれ以下の生活で、毎月の借金返済で収入の殆どを持っていかれ、年金や保険料は一切払えず、常に督促との戦いをしている状況です。
その時、自分が死んで僅かな生命保険を家族に残すほうが将来的に一点の光が差すと思い、真剣に死ぬ方法を模索していました。
でも、マンションの屋上に2回ほど立ったときは、いずれも行動に移すことはできず、「死ぬくらいならその前に死ぬ気でやることをやってから死のう」と決意しました。
それから真剣に中古せどりを始めたんですが、仕入れに使えるお金はもちろんゼロです。
当時あったのは、30万円の枠があるクレジットカード1枚のみ。
でも、30万円の枠ということは1ヶ月で使えるのは最大でも半分の15万円までです。
通常、せどりというのは1ヶ月で満額の15万円分仕入れをしたとしても、利益的に残るのは5万円か6万円もあれば大成功ですよね。
当時の私は、5万円や6万円を稼げたとしても、借金返済に対して全然足りなかったので、なんとしてでもこの資金で毎月20万円以上の利益を出すように持っていく必要があったんです。
つまり、私の場合は仕入れ資金を捻出するためにバイトなどをしたのではなく、今ある僅かなクレジットカード枠を使って、利益と仕入れ資金を拡大していく方法を選んだんですね。
でも、もしもクレジットカード枠すら無かったとすれば、1ヶ月か2ヶ月間はバイトをしまくって資金を作っていたと思います。
どんな状況でも、行動すれば仕入れ資金は作れるはずです。
極限まで仕入れ価格を落とす
この低資金で20万円以上の利益を出すために、まず仕入れ単価をとことん落とすことに注力しました。
当時、ジャンクせどりというものが市民権を得そうになっているところだったので、ジャンク品なら低資金で仕入れて利益も取れると思って始めたんですが、確かに他のせどりに比べると安く仕入れできて利益も取れました。
しかし、私の住んでいる地域的に、ジャンク品だけで利益を出し続けることは不可能に近いと思ったんですね。
お店の数も商品の数も限られている。
かといって、交通費を出して遠征に行くのは資金的に厳しい。
だから、ジャンク品以外に極限まで仕入れ単価を落として利益を出せる仕入れ方法を模索し続けました。
毎日毎日、先が見えない状況で、今までろくに使ったこともない頭を必死でフル回転させながらお店の癖や商品を見まくってヒントを探し続けました。
車の中はもちろん、商品をチェックしながらお店の中で何度も涙を流して泣いていたのも事実です。
何日も何日も繰り返し研究してもヒントすら見つからない。
その間も常に「死」という言葉が頭をよぎってました。
でも、そんなゴミのような人間に対してでも、救いの手を差し伸べてくれる神様はいるんですね。
ある日、ふとしたことがきっかけで、お店の商品陳列について気付いたことがあり、そこを起点に点と点がつながってひとつのしっかりした線が見えきたんです。
こうなると、もうジャンクせどりでさえ特に驚かないほどの、安い商品で利益が出せる商品がたくさん見つかるようになってきました。
仕入れ値100円とか300円とかもごく普通で、そんな商品でも1万円以上で売れるようなものも発見できるようになったんです。
利益を上げる
仕入れを極限まで落としてもきちんと利益が出る商品を見つけることができるようになると、今度はもっと利益にこだわるようになりました。
通常、せどりをしている人は売上を伸ばそうとしますが、いくら売上を伸ばしても利益が伴わなければ何の意味もありません。
せどりをする一番の目的は利益を出すことですからね。
普通のせどらーさんなら、利益率30%取れる商品を見つけると問答無用で仕入れをすると思いますが、資金が限られている私はそんなもんではもったいなさすぎます。
最低でも40%以上で、多いときは80%ほどある利益率を求めて、仕入れ金額の3倍以上の利益額を目安に商品を選別していったんですね。
正直、こんな利益率がすっと続くなんて思ってもいませんでしたが、自分で言うのもなんですが、どうやら私が気付いたやり方は本物だったようで、あれからずっとその状態がキープできていますし、これからもそうだと確信があります。
こうやって一般的なせどりでは到底継続不可能と思える低資金の中で、仕入れを極限まで落として利益を極限まで上げるやり方で今のスタイルが完成しました。
まとめ
以上、お金がないと悲観している人に、私が這い上がってきた実例の経過をお伝えしました。
さて、今年も残すところあと2ヶ月強となりました。
日本人って、なぜか年末近くになっていくと、お金の心配を始めます。
昔からよく聞きますよね。
「年が越せない」って言葉。
なんとなく気持ちはわかるんですが、ちょっと大袈裟という気もします。
でも、思い起こせば昨年の年末年始なんて、私は人生のどん底に堕ちたままお正月を迎えましたが年は越せました。
そりゃそうですよね、年を超すってのは人間が勝手に決めたことであって、お正月になるといっても普段と同じ1日が過ぎるだけの事ですから。
世間や周りの目、自分の置かれた環境も、全て人間が勝手に決めただけのものです。
そんなこと自分には何の関係もないんです。
自分は自分でしっかりと目標を立て、今の環境でできることを毎日必死でやり続けることです。
今、お金が1円もなくても日本に住んでいる限りバイトでも何でもできます。
そこから焦らず必死でやればいいんです。
私はこの状況から約3ヶ月で窮地を脱出しました。
その3ヶ月は寝た記憶もありません。
それだけ命をかけて必死でやりました。
あなたにはそれができますか?
できるならあなたの人生は3ヶ月後にはきっと激変しているはずです。
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