メルカリで服を売りたいと思っている人は多いと思いますが、何から始めるか取っ掛かりに悩んでしまうと思います。
アパレル関連商品には数えきれないほどの商品があるので、いったい何から仕入れたらいいのかわからないし、ましてや全ての商品知識を身につけるなんて不可能ですよね。
そこで、まずは取り組みやすいひとつのカテゴリを選定し、そこに集中して実践することで経験値を上げていきましょう。
カテゴリ一点集中の仕入れと販売を繰り返すことによって、次第に全てのプロセスがあなた自身のノウハウやスキルとなっていき、ひいてはアパレル全般のせどり技術も向上していきます。
では、アパレル関連商品の初心者はいったい何を仕入れればいいのでしょうか?
それはズバリ! ジャージ系です。
ジャージ系の商品なら、初心者には少し難しい手入れやメンテナンスなどの作業がほとんどなく、スムーズに進めていくことができますし、そこからパーカーやTシャツなどへの応用も効かせることが可能になります。
この記事では、初心者でも取り組みやすい「メンズ ジャージ系」のカテゴリに特化し、仕入れから発送までの一連の流れに合わせ、わかりやすく解説していきます。
レディースではなく、メンズですよ!
なぜなら、女性は状態や価格などいろいろな面で男性よりシビアです。
それに、古着ジャージって男性が好んで着る傾向がありますので・・・。
さて、アパレル関連のレクチャー教材などでは、いままでにも売れたものを羅列するようなものありましたが、そんなの初心者がみても「・・・?」って思うだけで使えませんよね?
でも、この記事に書いている内容は下手な教材以上に大事なことを書いています。
“何を仕入れて、どのように出品し、いくらで販売してどう発送するのか”一連の流れに沿って重要なポイントを解説しています。
逆に言えば、重要な事しか書かず細かいところは省いています。
なぜなら、これからアパレルに取り組もうとしている人がいきなり細かいところまで全部覚えるなんて不可能ですから。
従いまして、最低限のポイントだけを書き起こしたこの記事の内容だけは丸暗記してあなたのものにしてくださいね♪
中古せどりと同じように、アパレルせどりが得意になると、不毛な値下げ競争に巻き込まれず、安価で商品を仕入れ自分の希望する価格で販売するという、本物の物販の世界が拓けていますから♪
なんどもなんども繰り返し読んで、真のアパレルせどらーの仲間入りをしてください。
【第1章】メルカリアパレルせどりの流れ
アパレルせどりの基本的な流れは以下の4ステップになります。
仕入れ
↓
出品
↓
販売
↓
発送
この流れはAmazonせどりで“自己発送”をされている人と全く変わりないですよね。
次に、この流れをもう少し細かくしてみましょう。
仕入れ(※売れる物を安く仕入れ)
↓
出品(※売れる写真・売れる説明文で出品)
↓
販売(※相場より高く販売)
↓
発送(※より安い送料で発送)
上記のように、アパレルせどりでは一連の流れの中のひとつひとつの工程が非常に大きなポイントとなります。
もちろん、Amazonせどりでも、仕入れから発送まで細かくみると同じようになりますが、アパレルを販売するプラットフォームには、AmazonのようなFBAシステムがありませんので、より繊細さが必要になるかと思います。
それでは、次の章からその工程ひとつひとつを解説していきましょう。
※ここからの解説は、これからあなたがメンズジャージ系せどりに取り組むための重要な指針になります。
もちろん、この記事を読んだだけではせどり技術は身に付きませんので、並行して実践で体にしみこませてください。
また、慣れないうちはこの内容から逸脱した仕入れや販売は控えてください。
「記事には書いてなかったけど、こんなのもいけるんじゃない?」なんて脱線してしまうと、なかなか軌道修正できなくなるうえに、思いどおりの結果が出ず挫折してしまう可能性が非常に高くなります。
アパレルせどりは、やり方さえ間違えなければ目に見えて確実にお金が増えていきます。
Amazonの新品せどりのように、売上が増えていっても、なぜか手元にお金が残らないということはまずありません。
ですから、どうかこの記事を読んでいるあなたにはそのような失敗をしてほしくありませんので、焦らず逸脱せず、記事内容に沿った方法で着実にせどりを行っていってください。
【第2章】仕入編
メルカリで商品を販売するために、まず仕入れをしなければなりませんよね。
ここでは商品の仕入れについて解説していきます。
【1】仕入場所
その他にも
■ゲオ フクエコ
■ブックオフ
などいろいろあります。
各店舗の説明は割愛しますが、これ以外にも仕入できる店舗はたくさんあります。
仕入できる店舗がわかったら、早速お店に行ってリサーチしてみましょう!
まず 店舗に入ると、スポーツ系のコーナーを探してください。
このようにスポーツウェアを並べているコーナーがお店のどこかにありますので、見つけたら全頭チェック(すべての商品をチェック)してください。
全頭って大げさに聞こえるかもしれませんが、本やゲームのせどりとは全く違い、棚の1列全部を見ても、5分もあれば終わってしまいます。
全頭チェックが終わって、うまく仕入れできたとしても、そこで安心してはいけません。
お店のどこかに、まだお宝が隠れているかもしれませんので。
例えば、陳列棚の間の通路とかに・・・
こんな感じで特別コーナーが設けられてることもあります。
お店によっては、ワゴンに無造作に入れられているなんてことも!
このような常設コーナー以外の場所にあるものは、思わぬお宝が眠っていることが多いので必ずチェックしてくださいね。
主な仕入場所を挙げてみましたが、この他にもあなたの住んでる地域の古着屋さんやリサイクルショップなどからも仕入可能です。
リサーチもかねて積極的に足を運んでみてくださいね。
なお、Webショップやヤフオク・メルカリからも仕入可能ですが、いきなりネットから仕入れをするのはリスクが高すぎるので、慣れるまでは実際に手に取って見れる店舗での仕入れを行ってください。
また、現在はネットで個人から仕入れをする行為は違法となっています。
そのことについては下記参考にしてください。

【2】仕入れるブランドはこれ!
まずは5つのブランドに絞る!
アディダス
ナイキ
チャンピオン
プーマ
フィラ
他にも売れるブランドはありますが、まずは5つのブランドを徹底的に覚え極めましょう。
この5大ブランドを極めれば、その他のブランドにも応用していくことが可能になりますので。
ちなみに、この5つのブランドだけでも十分稼げますよ♪
【3】各ブランドの特徴を覚えよう!
アディダス
●アディダスのロゴマーク
アディダスのロゴマークはこの3つを覚えてください。
●ロゴマークの人気度(価値)
トレフォイルロゴ ≧ ロゴパフォーマンスロゴ > グローブロゴ
一番人気はやっぱりトレフォイルロゴですが、最近はパフォーマンスロゴも同じように人気があります。
グローブロゴのアディダスネオは上下セットアップ商品に人気があります。
●タグ
タグを見れば、いつ製造されたものか大まかにわかります。
出品時に、80sとか90sと知らせることで、ビンテージの付加価値が付きます。
ジャージの場合、90年代以前は出品時にタイトルや説明文にビンテージと書いてOKです。
【トレフォイルロゴのタグ】
【パフォーマンスロゴのタグ】
【グローブロゴ】(アディダス ネオ)
ナイキ
●ナイキのロゴマーク
あまりにも有名なので説明するまでもないですが、「スウォッシュロゴ」と言います。
スウォッシュのみのものと、「NIKE」が入ったものがありますが、どちらも同じように人気です。
●タグ
スウォッシュがオレンジの物は70年代、紺タグは70~80年代などありますが、せどりを行ううえで覚えておきたいのは何と言っても「銀タグ」です。
これが銀タグ↓
銀色だから「銀タグ」 わかりやすいですよね!
出品時に「銀タグ」と書くことで、付加価値が付きます。(注目されやすく、販売価格が上がる可能性があります)
チャンピオン
●チャンピオンのロゴマーク
これもおなじみのロゴマークですね。
チャンピオンは他にもチャンピオンプロダクツもありますが、アパレルせどり的にはプロダクツは若干劣る印象があります。(値段が少し低くなる印象)
●タグ
チャンピオンは、歴史があるだけにタグの種類もたくさんあります。
しかも、そのタグにより5年刻みくらいの細かさで年代まで判明しますが、タグの違いはひと目では分かりづらく覚えるのが大変なので、そこまで細分化する必要はありません。
ここでは、大きくふたつだけに分けます。
タグに「REVERSE WEAVE」(リバースウィーブ)表記があるかないか
↑このように記載されています。
一方、表記がないタグは
このような感じです。
チャンピオンは、REVERSE WEAVE表記があると付加価値が付くと覚えておいてください。
(注目されやすく、販売価格が上がる可能性があります)
プーマ
●プーマのロゴマーク
これも有名なのでご存知ですよね。
これ以外にも、PUMAの文字だけのものもありますし、ピューマのシルエットだけのもありますが、どれも人気です。
●タグ
プーマのタグは、ピューマの特徴によって製造された年代がわかります。
目や口がはっきりしてたり、現行よりガッチリしたフォルムだったり・・・と見分けができますが、そこまで細かく覚える必要はありません。
ここでは、チャンピオンと同じく大きくふたつだけに分けます。
タグに「Hit union」(ヒットユニオン)表記があるかないか。
↑このように記載されています。
一方、Hit union表記がないタグは
このような感じです。
襟元のタグにHit union表記がなくても、裏地部分のタグなどにHit unionと書かれている場合もあります。
プーマは、Hit union表記があるものが付加価値が付くと覚えておいてください。
(注目されやすく、販売価格が上がる可能性があります)
フィラ
●フィラのロゴマーク
フィラは文字ロゴで「FILA」と頭文字の「F」だけを表しているパターンもあります。
どちらも同じように人気があります。
●タグ
フィラはタグに記載されている製造国でおよその年代がわかります。
MADE IN ITALY イタリア製のものは70s~80s(例外もあり)
MADE IN USA アメリカ製のものは90s(こちらも例外あり)
などです。
一般的なタグはこのような感じです。
シンプルですね。
その他、フィラスポーツなんていうのもあります。
フィラも他のジャージ同様、90年代以前の物はビンテージカテゴリに入れてもOKです。
ビンテージっぽいと思ったら、出品時に「90s」などのキーワードを積極的に入れましょう!
【4】仕入れるべきデザイン
仕入れの際に一番重要になるポイントがデザインです。
仕入れた商品のデザインによって、売れるか売れないかが決まると言っても過言ではありません。
しかし、売れるデザインと言っても、これからジャージせどりを始めようとしている初心者の皆さんには、いったいどんなデザインが売れやすいのかなんてわかりませんよね。
実は、この「どんなデザインを仕入れたらいいのかわからない」という部分が、ジャージだけに限らずアパレルせどり全般の一番大きな参入障壁になっているんです。
言い換えれば、仕入れるべきデザインさえわかれば、価格競争に巻き込まれないアパレルせどりができるということです。
※※※ここからは重要です※※※
ジャージ系の商品では、ねらい目のデザインというものがあります。
そして、そのねらい目のデザインは、大きく5つのパターンに分けることができます。
その5つを覚えることで、Amazonせどりのようにモノレートを頼りに商品を1点1点チェックして薄利の商品を仕入れる必要もなく、しっかりと利益を乗せた販売価格を自分で決めるというアパレルせどりの醍醐味を満喫できるようになります。
それでは、ここからは比較的高利益かつ高回転で売れやすい5つのパターンを紹介しますので丸暗記してください。
【覚えるべき5つのデザインとは?】
- 定番デザイン
- 90sデザイン
- ビッグロゴ(デカロゴ)
- ド派手デザイン
- コラボデザイン
以上の5つです。
重要なので大きく書きました。
それでは写真でみていきましょう!
定番デザイン
定番デザインは、ブランドごとによく見かける一般的なデザインです。
Adidasならこのデザイン、ナイキならこのデザイン・・・などなど、アパレル初心者でも一度は見た記憶があるのではないでしょうか?
定番デザインは、シンプルで一見地味な印象のものもありますよね?
それでも、各ブランドのお決まりのデザインなので「〇〇のブランド」ってわかりやすいです。
定番デザインは数も多めでわかりやすいので、初心者でも仕入れしやすいデザインになります。
実に簡単ですよね?
こんなよく見る定番デザインのジャージでも5,000円くらいで普通に売れていきます♪
90sデザイン(ビンテージデザイン)
90年代のデザインは非常に人気があります。
ちょっと古風な雰囲気やカラフルなもの、左右非対称なクレイジーパターンなど、まさに90年代を思い起こさすようなデザインで、ファッションに取り入れている芸能人も多いです。
仕入れをする際に「デザイン的には90s風だけど、実際の年代がわからない」といったケースに出くわすことが多いと思いますが、90年代風のデザインであれば仕入れをして、出品時に堂々と「90s」と書いてもOKです。
「こんな感じのデザインだったら90sぽいな」という感覚的なもので仕入れて大丈夫です。
そのために、何度も見直してデザインを目に焼き付けましょう!
また、雑誌やドラマなどで有名人が着用しているのと似ていたら、出品時にアピールすることで購買意欲を上げることができます。
90年代風デザインは商品を繰り返し見ることで体で覚えていきましょう!
ビッグロゴ(デカロゴ)
ロゴが大きくプリントされているジャージは大人気です。
ロゴが大きければ大きいほど人気があると言ってもいいです。
5つのパターンの中でも、一番仕入れが簡単かもしれません。
これも出品時に「ビッグロゴ」「デカロゴ」などのキーワードでアピールできます。
ただ、このビッグロゴのパターンで1点だけ気を付けてほしいことがあります。
それは、古着としてお洒落に着るジャージではなく、100%スポーツ用として着用するジャージにビッグロゴが多いということです。
↑ こんなタイプのジャージ ↑
こうゆうタイプのジャージでも売れないことはないですが、ファッションとして着るのには向いてないですし、思うような値段が付かないと思います。
よってこのようなジャージは仕入れしないようにご注意ください。
ド派手デザイン
このような、ド派手なデザインもねらい目です。
正直、個人的には「趣味が・・悪い・・」なんて思ったとしても、自分の価値観なんて全く意味がないんですね(^-^;
ジャージに限らず派手なものは需要があります。
アート的感覚なんですかね?
まあ、売れる理由を探るより売れるデザインだと思い込む方がいいですね。
派手なものを見つけたらチャンスですよ♪
コラボデザイン
ジャージは、コラボ商品も多くあり人気があります。
ブランド同士のコラボや、有名キャラクター、野球、ラグビーなど様々なスポーツ系コラボがありますが、よく目にするのがサッカーチームとのコラボです。
コラボ商品は、それぞれのロゴが目立つところに付いている商品が多いのでわかりやすいです。
また、スポーツチームなどに詳しくない人でも、ロゴに書いてある文字をネットで調べるとどこの国の何のチームかほぼわかります。
デザインが良さそうで、異なるロゴが2つ付いていたらコラボデザインだと思って手に取って調べてみてください。
【覚えるべき5つのデザインまとめ】
- 定番デザイン
- 90sデザイン
- ビッグロゴ(デカロゴ)
- ド派手デザイン
- コラボデザイン
以上がデザインで覚えるべき5つのパターンです。
商品によって複数のパターンに当てはまることもありますので、そんな時は販売時のアピールポイントが増えてラッキーでだと思ってください。
また、売れるデザインと価値のあるタグが一致した場合もチャンスです。
(例 : 90sデザイン+銀タグ)
デザインに関しては、この5つのパターンは何度も何度も見返して、目に焼き付けてください。
そして、メルカリでジャージ系の検索をして、表示されるジャージのデザインと照らし合わせてみて、5つのパターンに当てはまる商品かどうかなど、自主学習をしてください。
これを1日10分でも15分でも継続すると、わずか2~3週間後には選別できる目がかなり養われているはずです。
そして、同時に店舗にも足を運んで5つのパターンに当てはまる商品を探してみてください。
(自信がないうちは、仕入れはしなくてもかまいません)
これらのデザインを選別できる目が養われた時点で、あなたはAmazonせどりのレッドオーシャンから抜け出せ、アパレルせどりのブルーオーシャンの領域に入ったことになります。
【5】仕入れ時の補足ポイント
正直、ジャージはこれらのブランド以外でも、購入者と値段の折り合いさえつけば余程おかしなモノでない限り基本的になんでも売れます。※だからこそ初心者でも入りやすい
しかし、あなたがこれから行うのはせどりですよね?
せどりは、商品をできるだけ安く仕入れて、それをできるだけ高く売って利益を得ることが一番の目的です。
そこで、ここではより確実に想定通りに売り切ることができるように、リスクを減らすための仕入れ時の補足ポイントを説明します。
状態をしっかりチェックする
汚れ、キズ、破れ、毛玉、ほつれは必ずチェックしましょう。ポケットの中や内側の襟や脇、袖部分なども。
古着好きの人たちには、少々の不具合は気にしない人もいますが、やはりウィークポイントは少ない方がいいです。
よくあるのが、仕入れ時に状態をきちんと確認せず、出品の撮影をする時に汚れや破れを発見してしまうパターンです。
そんな場合でも、お店によっては返品可能なところもありますが、仕入れ時にチェックさえしていれば済む話なので、返品すること自体が時間と労力の無駄ですよね。
店舗仕入れは、目で見てさわって確認できるので、その場できちんとチェックして仕入をしましょう。
商品のサイズに注意する
サイズはできればM以上の大きいモノがいいです。
※大きければ大きいほどいいと思ってもOK
Sサイズでも売れないことはないですが、売れるまで時間がかかり価格も安くなる傾向があります。
反対に、Lやそれ以上のモノは、ダボダボの着こなしができるのでメンズでも女性が購入してくれるようなケースもあります。
とにかく、サイズは大きいモノがよりよいと覚えておきましょう!
仕入れ価格は安く抑える
慣れるまでは、できるだけ大きな損失が出ないように1,000円以下の商品を仕入れましょう。
安いお店なら500円ほどで仕入できるジャージも多数あります。
※せっかくリサーチに行ったお店で、1着も仕入れができないからと言って、ボウズ逃れのための予算オーバーの仕入れはやめましょう。このクセが付くと失敗の道を歩みます。
1着1,000円以内で仕入をしていれば、全体で赤字になるリスクが極端に下がります。
例えば、3着仕入れてその内2着が間違った仕入れだったとしても、残りの1着で元を取れるどころか、3着分の仕入値以上の利益がでてしまうなんてことも普通にあります。(残りの失敗分は処分売りでもOKということになります)
これはMyルールにしておきましょう。
気になる商品が見つかればその場で必ずリサーチする
仕入れできそうな商品が見つかれば、メルカリで同じような商品の過去の相場をチェックし、想定売価を見積もりましょう。
アパレルはAmazonと違い、いくらで売れるという明確な数字はありません。
だからこそ、面倒かもしれませんが、慣れるまではその都度同じブランドの同系商品の過去の相場をチェックして、想定売価を見積もりましょう。
これを繰り返すことで、初心者のうちでも失敗を減らすことができますし、知識も蓄積されて今後アパレルせどりを継続するうえで大きな財産になります。
逆に、ここを怠り「このくらいで売れるだろう」なんて皮算用していたら痛い目に遭いますよ(>_<)
第3章 メルカリ出品編
ここでは出品するプラットフォームから、商品の撮影方法や説明文章の書き方について解説します。
出品プラットフォーム
メルカリ > ヤフオク
古着ファッションとしてのメンズジャージを販売する場合は、メルカリをおすすめします。
理由としては、メルカリ利用者は10代・20代の若年層が大きなウエイトを占めていますので、ターゲット層とマッチします。
一方、ヤフオクは30代後半、40代の中年層の利用者が一番多いので、ターゲットが少なくなってしまいます。
アラフォーのおじさまが、古着のジャージファッションってあまり想像できないですよね??
もちろんヤフオクでも売れますが、この記事では一番売れやすいメルカリ出品を前提に説明しています。
撮影方法
ジャージ系の商品は、基本的にハンガーに掛けて写真撮影を行います。
ハンガーは、プラスチック製でもなく木製でもなく、変形できるものをおすすめします。
なぜなら、ハンガーにジャージを掛けた時、肩が張っている写真より、なで肩の写真のほうが売れやすいからです。
※後ほど写真あり
なお、床に直接置いて撮影している商品も見かけますが、これはおすすめしません。
購入者側からすると、地ベタに置くことを気にしない人もいるでしょうが、反対に気にする人は必ずいます。
ですから、たとえ1%でも販売機会を逃してしまうようなことは避けましょう。
部屋の構造上、どうしても置いた状態でしか撮影できないという人は、ラグマットなどの上に商品を置いた状態で撮影してください。
ちなみに、ラグマットはホームセンターでもAmazonでも売っています。
写真の例
3つの写真を見比べていかがしょう?
地ベタは論外として、一般的な肩が張っているハンガーより、なで肩のハンガーのほうが柔らかさを感じますよね。
このように、ハンガーの形ひとつで見た目の印象が全然変わりますので、あなたもネット検索で、撮影にピッタリの変形できるハンガーを探してみてください。
でも 実は!!
これでもまだダメなんです・・
何がダメなのかわかりますか?
そうです。
背景がダメなんです。
やっぱり背景は白くなくては商品が映えませんから♪
背景を白くすることで、同じなで肩でもより柔らかく明るくなり、印象が全く変わりますよね!
こうゆうちょっとしたことで売れ行きが全然変わってきますので、細かな部分にこだわって撮影してくださいね♪
なお、写真はできるだけ窓から差し込む自然光での撮影をおすすめします。
直射日光によってジャージの色がうまく映らない場合はカーテンなどで光の調整をしてください。
説明文例 ※コピペはNG(自分の言葉にアレンジしてください)
この度は、商品にご興味をお持ちいただきましてありがとうございます。
商品説明を最後までお読みいただくとお得情報がありますので、よろしくお願い致します。
【商品名】
( 商品タイトル )です。
【商品説明】
( 商品を買うことで得られるメリット・これ一枚あれば様々なシーンで活用できます・芸能人の〇〇もこんなデザインの古着のジャージを着ていますよ・・・などなど )
【商品情報】
ブランド名 : ( )
サイズ : ( )
素材 : ( )
着丈 : 約( ) cm
身幅 : 約( ) cm
袖丈 : 約( ) cm
※素人採寸のため、誤差はご容赦ください。
【状態】
( キズ汚れなどの商品の状態 )
一点モノですので、お買い求めはお早めにお願いします。
☆古着 スポーツミックス系をお求めの方におすすめします。
☆送料無料です!
☆即購入OKです!コメントも大歓迎です!
☆交渉はご遠慮なく。可能な範囲内で頑張ります!
最後に、フォローいただいた方は〇〇円お値引き致しますのでご購入前にコメントでお知らせください。※コメント忘れの場合はお値引き不可となりますのでご注意ください。
それでは、大切にご着用頂ける方のご購入をお待ちしております♪
第4章 メルカリ販売編
第3章までで、商品を仕入れて出品するまでの流れを理解できましたね。
次に、この第4章では商品をいくらで販売すべきかを説明します。
出品価格および出品中の価格改正は非常に重要ですが、やり方は簡単です。
出品価格(相場との比較)
まずは同じような商品の過去の相場に、更に利益を乗せた価格から出品を開始します。
例えば、仕入れたジャージの売れ筋相場が約5,000円程度だったとします。
その場合は、最低でも相場プラス2,000円とか3,000円くらいからの出品でOKです。
日々の価格改定方法(ひと月以内に売り切る設定)
出品した商品は、毎日100円ずつ値下げしていきましょう!
毎日の値下げはまずは100円ずつです。
1円でもなく99円でもなく、100円ずつ下げましょう。
100円ずつ下げることにより、本来なら後ろの方に下がるだけの表示順位が、毎日1ページ目に戻って来ます。
(ちなみに、値下げを1日に2回行っても、1回目の値下げ時しか表示順位は変わりません)
出品以降これを繰り返し「いいね」をどんどん増やしていきましょう。なお、値下げを続けても「いいね」が増えず、売れそうな気配がない場合は、一気に500円とか800円とか下げるのもありです。
不良在庫をいつまでも持っておいても1円のお金にもなりませんからね。
販売タイミングをコントロールする方法
感のいい人はもうお気づきかもしれませんが、最初の出品価格と日々の値下げにより、あらかじめ販売時期をコントロールできそうな気がしませんか?
はい、そのとおりです(^^)
販売を繰り返していくうちに「これは〇〇円くらいで売れそうだな」という感覚がわかってきます。
そんな商品を、1ヶ月程度で最低でも相場価格以上で売ろうとするなら、100円×30日の3,000円を相場価格に上乗せして出品してもいいですし、ある程度「いいね」が増えたら途中で一時的に値下げ幅を増やしたりして、販売時期を短く操作することも可能になります。
なお、これはもちろん仕入れ判断を間違ってないことが前提でのお話しになります。
そもそもの仕入れ判断を間違っていると、いくら値下げしてもなかなか売れず、相場以下になる可能性も十分あり得ます。
したがいまして、値段操作をすれば売れるという意識ではなく、第3章までの流れを完璧にマスターしたうえで、この操作が可能になるとご理解ください。
第5章 メルカリ発送編
発送は基本的にらくらくメルカリ便の宅配便コンパクト(価格・参考URL)で対応できます。
郵便局のレターパックもありますが、レターパックライトは厚み的に厳しいですし、レターパックプラスは価格が520円と割高になります。
らくらくメルカリ便の宅配便コンパクトなら、送料全国一律380円と安価なうえに、宛名を書く手間もいりません。
発送が1日5件や10件になってきたら、宛名を書く作業だけで結構大変ですので、メルカリ便をおすすめします。

薄型の方はサイズ的に無理があるので、ボックス型を利用しましょう。
例外として、ジャージには生地の厚さによってかさばる物もありますので、宅配便コンパクトの箱に納まらない場合もあります。
そんな場合は、らくらくメルカリ便の宅配便を使いましょう。ジャージはいくらかさばるからといっても60サイズで収まりますので、全国一律700円で送れます。
ちなみに、私の場合は、郵便局で特約を結んでいますので、らくらくメルカリ便で納まりきらない商品は特約のゆうパックで送っています。
金額にして100円ほどの違いですが、チリも積もれば・・・なので、あなたも運送会社と特約を結んでいる場合は、料金を比較して安い方を使ってください。
まとめ
今日から最低2週間の間、この記事を毎日繰り返し読み返してみてください。
同時に、仕入れはできなくてかまいませんので、できるだけ店舗に足を運んでみてください。
記事内容は何度読んでも同じですが、1日目、2日目で感じ取る内容と、13日目、14日目で感じ取る内容は全く違ったものになっていると思います。
そして、記事内に載っているジャージと同じようなものを店舗で見つけることができ始めると思います。
そうなってしまえば、あとはブルーオーシャンの世界を航海し続けるのみです!
恥を忍んで言いますが、私はデザインを覚えるまでに1ヶ月以上掛かりました^^;
デザインの“デ”の字もわからず、5つのパターンごとにメルカリ写真を使って自分でデザインアルバムを作って勉強しましたが、なかなか覚えられませんでした。
しかし、そんな私でも「あれ?」って気づく日が来たんです。
中古せどりで言う“嗅覚や違和感”と一緒ですね。
中古せどりの違和感についてはこちらの記事を参考にしてください。

おそらく当時の私より今のあなたのほうがファッション感覚はあると思います。
(私は本当にファッションなんて興味すらない人間でしたから)
だから、あなたは私以上に優秀なアパレルせどらーになる能力も持っているはずです。
アパレルは失敗しても大赤字を出すことはほぼありませんが、もし失敗したとしても、それが全て自分の知識に変わり今後の利益につながります。
だからこそ、絶対に途中で投げ出さずあきらめず継続してください。
はじめはうまくいかないこともあるとおもいますが、近いうちに感覚をつかめる日が必ず訪れます。
そして、レッドオーシャンでの無益な苦しい戦いはもう辞めて、楽しい世界で有益なせどりをやっていきましょう!
終わりに
以上、メルカリで服(ジャージ)を販売するための、仕入れから発送までを解説しましたが、ジャージはあくまでも取っ掛かりとして始めてくださいね。
ジャージは年がら年中売れるものではなく、春秋に売れやすい商品となります。
だから、ジャージで慣れてきたら、他の商材もチャレンジしていきましょう。
なお、メルカリで販売していくのは売れれば売れるほど地獄の発送作業が待ち受けています^^;
私自身、メルカリやヤフオクで自己発送をしていた時期もありましたが、本当にブラック企業のような作業量になってきたので、現在はAmazonの中古せどり一本でやっています。
Amazonの中古せどりなら、アパレルと同じように利益率50%程度確保できる上に、注文から発送作業まで全てAmazonでやってもらえます。
だから、利益を出し続けて長く続けたいなら、断然中古せどりをあすすめしますよ♪
わたしのコンサル生さんたちも、週末の仕入れだけで毎月本業の給料以上に稼いでいる人も多数いますし、中には仕事帰りの30分程度の仕入れだけで毎月20万円以上利益を出し続けている人もいます。
ちなみに、副業で週2回程度の仕入れだけでやっているコンサル生さんの先月の『仕入れ』『売り上げ』『利益』の結果はこんな感じです。
■コンサル生さんの実際の画像
仕入額174,846円
売上額835,485円
利益額417,432円
利益率50%
アパレルでは効率的に考えてさすがにここまでは無理なので、本当に手間を少なくして副業でも稼ぐなら中古せどりに限りますよ。
月に使うお金は20万円以下でも利益は40万円以上取れるという夢のようなせどり手法ですから♪
普通のせどりと比べると、仕入れ資金は10分の1で利益は10倍という世界です。
それでは、楽しみながら稼いで行きましょう\(^o^)/
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