今日の記事は、読者さんからよく頂くご質問の中で『返品』について書いてみたいと思います。
せどりを少しでも “かじった” 事がある人は、「中古品を扱うと返品が多くなる」というイメージをお持ちかと思います。
この事について、結論から申し上げますと、全くもってそんな事はありません。
「中古品は返品が多くなる」というのは、先ほど「イメージ」と書いたとおり、あくまでもイメージです。
私のせどり歴はもう6年以上になりますが、そのうち2年以上は中古せどりをやっています。
つまり残りの4年近くは新品せどりをしていたんですが、当時の返品率と現在の返品率はほとんど変化ありません。
わかりやすく数字で表現してみると、100個の商品を販売したとして、返品はそのうち1~2個あるかどうかといった程度です。
新品専門でせどりをやっていた時も、商品を100個販売したら1~2個程度は返品がありました。
「新品なのに返品があるの?」と思われる人もいるかも知れませんが、購入者の中には色んな人がいて、販売する側に1ミリの落ち度がなくても、理不尽な理由で返品する人が一定層存在するのが事実です。
理不尽な返品理由の例としては、
- 間違って購入した
- 思ってたものと大きさが違った
- 買ったけど必要なくなった
- 買ったときより安くなっている
- 近くのお店でも売っていた
などなど、普通なら返品理由として受付られないようなものが多くあります。
中にはもっとひどいものもあって、商品の中身をすり替えられて、「新品で購入したのに中古品が入っていた!」などと、詐欺とも言えるような言いがかりを付けられて返品されたこともありました。(もちろんAmazonに通報しましたけど)
以上のように、新品商品だけを取り扱っていても、一定数の返品は必ずあります。
新品だけでもそうなんだから、中古商品を取り扱うようになると、返品の確率はもっと高まりそうだと思いますよね?
その気持(イメージ)すごく理解できます^^;
冒頭で結論として「中古せどりの返品は多くない」と申し上げましたが、それには理由があります。
その理由とは、人の心理を考えて返品が少なくなるようなせどりをしているからです。
いつもブログを読んでいただいている人は「また人の心理かよ」って思いましたか?^^;
毎度毎度でごめんなさいm(_ _)m
でも、何をするにも人の心理を基にしているから結果につながるんです♪
ちょっとだけさわりをお伝えしますと、まず、中古せどりで返品が多くなる理由を考えてみましょう。
例えば、家電を販売した時、お客様の手元に届いた商品に不具合があれば返品となりますよね?
最近の家電って、いろんな機能が備わっているから非常に便利な半面、そのうち一つでも機能しない不具合があれば返品となりますよね?
これってめちゃくちゃリスク高くないですか?
もちろん、出品の際に動作チェックしていると安心ですが、商品の全機能をチェックするなんて、家でもそれなりの装備をしていなければいけません。
かなり装備していても、商品によってはチェックできないようなものも多々あります。
- チェックが大変
- 装備も大変
- 故障リスクも大きい
まるで「苦の3大要素」みたいですね!
しかも、そんな商品に限って大きくて重い(+o+)
腰をやってる私は見向きもしたくない商品です^^;
でも、中古せどりをしている人って、家電をメインに取り扱っている人だらけです。
黒物家電・白物家電・その他電気を必要とする機器など。
もうこの時点で返品が多くなるの見え見えですよね。
私が人の心理もなにも考えず、他の人たちと同じように家電類をメインに取り扱っていたとすれば、返品は今の数倍以上の多さだと思います。
こうなると、私も確実に「中古せどりは返品が多くなる」という意見に大賛同する人間になっているでしょう。
でも、もしも私がそのような「右へ倣え」の思考停止状態の人間だったら、今のような結果を出すに至ってないですけどね^^;
さて、返品については心理的なショックが大きいという面もありますが、一番大きいのは利益を全て持っていかれてマイナスになることです。
新品せどりのような薄利では、たったひとつの返品で出たマイナスを取り戻すだけでもかなりの商品を販売する必要があります。
また、一般的な中古せどりでも、利益は小さい上に仕入れ単価が高いので、こちらもかなりの痛手です。
結局、返品分のマイナスを取り戻すには商品をたくさん販売してようやくトントンですよね。。
せどりをしている人たちは、このような大きいリスクを抱えながら日々の物販をしているので、返品に対してかなり敏感です。
ひとつの販売、ひとつの返品に一喜一憂しながら毎日過ごしています。
でも、それは本来の物販の形と言えるのでしょうか?
物販って、本当はお客様に喜ばれながら楽しくやっていき、その中で不具合があれば喜んで返品を受け入れるというのが本来の姿だと思います。
「いつも稼がせてもらってるけど、今回はこちらに不備があったからごめんね!」
私はこんな感じで返品を受け入れています。
返品があっても、このように快く受け入れることができるのも理由があります。
これは、「自分自身の心理」がわかっているからです。
返品が来て凹む理由はなんででしょうか?
それは前述したとおり、数字がマイナスになるからですよね?
私もひとつの返品で大きくマイナスが出るようなことがあると絶対に凹んでしまいます。
でも、それが嫌だから商売の基本を守っています。
商売の基本とは『安く仕入れて高く売る』ことです。
私の仕入れ単価は数百円です。
販売した商品を返品されても、元手が極端に安いのでなんの痛手もありません。
しかも、他の商品全てを安く仕入れて高く売っているので、圧倒的な利益を生み出してもらっています。
だから返品なんてなんとも思わず、快く受け入れているんです。
決して極端なことを言うわけではなく、私のやり方でせどりをすると、商品が100個売たとして、そのうち半分の50個が返品になったとしても黒字になります。
ここまで圧倒的な余裕を持って、しかもリスクを回避しながら日々の物販を行なっているので、そもそも返品が多くなる理由がないですよね。
結果、新品せどりをやっていた時代と今の返品率はほとんど変わらないようになっているんです。
返品で不安な日々を過ごしている人は、これもやはり根本からやり方を変えなければ本当の解決はできません。
せどり物販は本当に稼ぎやすいビジネスです。
しかし、それは『やり方が間違ってなければ』です。
今一度、あなた自身のせどりをよく振り返ってみましょう。
返品に不安を感じているということは、何かが間違っているという証拠ですよ。
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