中古せどりは仕入れも重要ですが、出品する際の『コンディション説明文』も非常に重要になります。
今日の記事では、そのコンディション説明文の書き方について、私の考え方や実践していることをご紹介したいと思います。
まず、Amazonで商品を販売する際、大きく分けて下記3種類の状態がありますよね。
- 新品
- 中古品
- コレクター品
この中で、コレクター品を出品することは皆無に近いので、この記事では省きます。
※コレクター品とは、商品にプラスαでおまけが付いていたり、プラモデルの完成品や塗装済み品など、そもそもの商品に付加価値を付けたようなものと思ってください。(かなりアバウトですが^^;)
ということで、新品と中古品だけに絞って説明していきます。
新品のコンデション説明文
Amazonに新品を出品するときは、正直言って説明文にこだわる必要はありません。
最低限、新品であることや発送方法の説明などを盛り込んで書いておけば問題ないですし、はっきり言うと説明文を1文字も書かなくても売れちゃいます。
なぜそうなるかと言うと、Amazonで商品を購入するときは、みなさんカートボックスの『カートに入れる』や『今すぐ買う』をクリックして購入しますよね。
つまり、新品の場合はこのカートボックスを取得できるかどうかで売れるかどうかも決まるようなもんなんです。(例外もあります)
新品商品は誰から買っても同じ状態なので、カートから商品を購入する際にわざわざ商品説明文を見にいく人なんて、まず居ませんから。
だから、新品せどりをしている人は、カートを取得することに注力していればいいんです。
(そもそも新品せどりはお金が残らなのでやらないほうがいいですけど^^;)
中古品のコンデション説明文
仕入れ段階で売れるか売れないかの判断はできていますが、「いかに想定どおりの値段と回転で売れるかを決めるのがコンディション説明文だ!」と言い切ってもいいくらい重要です。
文章例は下記記事も参考にしてください↓
では、私がコンディション説明文を書く際に心がけていることを挙げますね。
一番重要なことを一行目に書く
お笑い芸人が「つかみはOK」と言ってるのと同じで、説明文も一行目でお客様の心をつかむ必要があります。
コンディション説明文の一行目で心をつかめなければ、それ以降の文章を読むまでもなく他の出品者へと目移りしてしまいます。
ネガティブなことをネガティブな言葉で書かない
例えば商品に小さな傷があった場合、そのまま「傷があります」と書いていたら、読み手はどんなイメージを持ちますか?
そんな場合は、見た目そのままに「傷があります」と書くのではなく、言葉を変えて「ミリ単位の小さなスレがあります」などを用いましょう。
ネガティブなことでも、言葉ひとつで受け取る印象が変わります。
ネガティブなことは先に書いて、そのあとに必ずポジティブな言葉で締めくくる
下記2つの文章を見て、あなたならどちらの商品に安心感を持ちますか?
- 動作に問題ありません。しかし、商品側面に傷が付いています
- 商品側面にミリ単位のスレがありますが、動作良好でご使用に全く影響ありませんのでご安心ください
大抵の人は後者に安心感を覚えるのではないでしょうか?
出品する側のあなたは、この傷入り商品を出品する際、頭の中は傷のことでいっぱいになっています。
「傷がある」
「どうやっても隠せない傷」
「この傷のせいで売れないかも・・・」
あなたの中で、この商品はどんどん価値が低くなっていきます。
でも、よく考えてください。
それって出品者のあなたが思っているほど、商品のすべてを左右するような瑕疵なんでしょうか?
そんなことないはずですよね?
実は、出品者のあなたが勝手に抱いている妄想なんですよ。
商品は需要と供給のバランスで、流通量や価格が決まっています。
商品に対する需要が一定数あれば、その需要の中にはいろんな“需要の層”があるはずです。
つまり、その商品を求めている消費者の中には、「傷があっても使えれば問題ない」と思っている人もいるはずなんです。
それなのに、少し傷があるだけでその商品が不良品と思うのはナンセンスなんですよ。
世の中、勝手な主観ほど無意味なものはないですし、それは商売上では決定的不都合を生み出すだけですから。
以上、私が常に心掛けて書いている内容でした。
他にも最低限書く必要があることは、前述の別記事で紹介しましたが、中古品の場合は写真掲載もできますので、写真と絡めた説明文でやってはいけないこともお伝えしておきます。
瑕疵部分は写真ではなく文章で伝える
商品の傷や汚れなどを、わざわざ写真撮影して「このような傷や汚れがあります」と掲載している人がいますが、これはNGです。
ネガティブなことをわざわざ誇張して伝える必要なんて1ミリもありません。
ネガティブなことは、ネガティブなイメージを植え付けないように、文章で伝えればいいんです。
ただ、事実と違う表現や、嘘を書いたらアウトですよ!
Amazonで返品やクレームになる原因は、実際の商品と説明文の乖離ですから。
付属品は写真だけでなく説明文章でもきちんと書く
「不足品は写真でご確認ください」←この文句、よく目にしますよね。
これ、絶対やっちゃだめですよ。
お客様からすると、写真を見ても「これは付属品そろっているの?」となるだけで、少しでも不安を感じれば絶対に購入してくれませんから。
だから、付属品は写真と共にきちんと説明文に明記して伝えてあげましょう。
まとめ
以上、コンディション説明文について私の考え方や実践内容を解説しました。
お客様は少しでもわからないものにはお金を出しません。
だから、お客様に不明点・不安感を与えない文章で納得してもらう必要があるんです。
一般的に、人は商品を買い求める際はまず新品から選びますよね?
自動車・PC・スマホなど高額なものの場合は例外もありますが、身近な商品を買う場合、いきなり「中古品を買おう!」と考える人は少ないと思います。
優先順位をつけると、まずは新品。
しかし、さまざまな理由で新品が買えない場合などに、中古品となります。
つまり、世の中の需要は本来『新品>中古』なんです。
だからこそ、中古品を購入しようとする人は、新品以上に慎重に選ぶものだと思ってくださいね。
「本当なら新品が欲しい。でも〇〇の理由で中古品しか買えない。だからこそ中古品でもより良いものを買いたい。」
このお客様の心理を考えると、コンディション説明文を疎かにすることで、どんな結果をもたらすかも理解できると思います。
あなたのコンデション説明文、いかがですか?
この記事を読んで、少しでも気になるようなことがあるなら、今すぐ見直ししてみましょう。
最後に。
番外編となりますが、よく返品やクレーム防止の保険として「神経質な人は購入をお控えください」と書いている人がいますが・・・ 最悪です。
出品者側からお客様に対してわざわざ「買わないでくれ」と言ってるようなもんですよ。
どんなに納得できる文章を書いていても、最後にこんなことを言われたらすべてが崩れますから^^;
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