せどりの相談を受けていると、間違った考え方でやっている人があまりにも多いので記事にしたいと思います。
まず、このブログでも私が常日頃から訴え続けているビジネスの基本
『安く仕入れて高く売る』
※高く売ると言っても俺様価格のことではありません。需給バランスに対する正当な価格です。
これは稼ぐために必要な大前提のルールです。
というか、今日の記事の結論はこれです!
世の中に法律というルールがあるように・・スポーツにルールがあるように・・ビジネスにもルールがあります。
このルールを守れない人はその世界から強制退場させられます。
ルールと聞くと「縛られる」と感じる人が多いかもしれませんが、実際はその逆で「守られている」んですよ。
だって、安く仕入れて高く売るというルールを守らなければ、あなたが求めている利益がでないんですから。
ビジネスを滞りなく進めていくためには利益が必要です。
利益がないとビジネスを続けていくことすらできなくなります。
ひと口に「利益」と言っても、せどりをやっている多くの人が言っている「帳面上の利益」のことではありません。
私が言う利益とは、「リアルに手元に残るお金」のことです。
よく「月商1000万円で利益は100万円です!」なんて大きな声で宣伝している人がいますが、こんなのは論外。
月商1000万円を出すためには、毎月の仕入れも莫大な金額になります。
帳面上100万円の利益が出たとしても、仕入れたもの全部が売れているわけではないので、帳面上の利益から売れ残りの在庫分が相殺されて、実際に手元に残るお金はほぼゼロに近いか、あるいはマイナスの可能性も多々あります。
そんなマネーゲームにも及ばない危険な火遊びをやるくらいなら、せどりなんてやらないほうが絶対いいです。
じゃあ、なぜどんなに多く売り上げても手元にお金が残らないのか?
その原因を紐解けば、前述のルールに行き着くんです。
仮に、ルールを守ったうえで1000万円も売り上げたとすれば、それはそれは潤沢なお金が手元に残ります。
でも、そんなやり方ができる人はまず存在しません。
だから結局、ルールを守りながら売り上げと利益(手元に残るお金)を増やすやり方がわからないから、みんな間違ったやり方のまま突き進んでしまい、まるで「稼ぐためには月商アップが重要」と勘違いして、最終的に失敗して消えていくんです。
月商にこだわる人の思考を展開してみると
「月商アップ=利益もアップ」
これだけです。
良さそうな部分だけに焦点を当てて物事を考えています。
でも現実は違います。
「月商アップ=利益もアップ=仕入れ額もアップ」
根本的なルールである「安く仕入れて高く売る」を守らなければ、どんなに月商をアップしていっても上記3者の関係は平行線をたどります。
3者だけが平行線のままで終わればまだマシですが、仕入れ額をアップすればするほどリスクは急角度でアップしてしまいます。
だから、そうならないために根本的なルールから逸れてはいけないんです。
今現在、この事実をなんとなく感じ始めている人もたくさんいると思いますが、そんな人でも「まさか自分に限って」と、根拠もない理由でなかなか変化しようともしません。
そして、ことが起こってから初めて嘆くんです。
もう取り返しがつかない状況なのに。
人間は変化するのが嫌いな生き物なので、仕方ないことではありますが、ビジネスの世界でそんな考えをしていると癌と同じ結末が待っていますよ。
癌は部位にもよりますが、早期発見すれば助かる病気になってきています。
でも、それはあくまでも早期発見か、ある程度のステージまでの話です。
どんなに根治率の高い部位の癌でも、そのままにしていれば最終的に命取りとなります。
現在、自分のせどりの結果に疑問を感じている人は、癌で言うと自覚症状が出ている状態です。
それなのに、「まさか自分に限って」と楽観視していると・・・どうなってしまうかわかりますよね?
私は親を癌で無くしているので、こんな話で例えたくなかったですが、自然の摂理は無情なものでビジネスの世界でも共通していますから。
ルールを破ると本当にいいことなんてありません。
せどりはトータルで利益を出すものなのに、ルールを破って仕入れに使うお金が高いと、肝心な利益ではなく “商品に執着” してしまいます。
■例えば、5000円で仕入れた商品の値下げ競争が始まったとすると・・・
赤字への不安がどんどん大きくなっていき、今すぐ売り切らないとまずい心理が働いて値下げ競争に拍車がかかります。
■また、5000円で仕入れた商品が返品になったとすると・・・
たった1商品の返品ダメージが大きくなり、返品になった商品の元をとるだけで、たくさんの商品を売る必要が出ます。
一方、安く仕入れて高く売るというルールをきちんと守っている人は。
■例えば400円で仕入れた商品の値下げ競争に巻き込まれても・・・
そもそも仕入れが安いので不可抗力的な値下げになってもまず赤字にならないし、正直その商品がどうなろうと何の影響もありません。
■400円で仕入れた商品が返品になったとしても・・・
返品なんて痛くも痒くもないですし、高く売るというルールを守っているので、極端な話10個仕入れた中の5個返品になったとしても利益が出ます。(←これ事実です)
いかがでしょうか。
商品1個の単位で例に挙げても、ルールを守るかどうかでこれだけの差がでるんです。
これがトータルで全体となると、どれだけの差がつくか言うまでもありませんよね。
せどりをやっている人は、日々の結果に一喜一憂しながら実務をしているようですが、ルールを守って根本から正しいやり方をしていれば、そんな小さなこと気にもならなくなります。
だって、最終的に毎月狙いどおりの利益が出るんですから。
最後に、これもよくいただく質問で、「どんな商品を仕入れているのか?」「せどりって飽和しないのか?」「Amazonよりもメルカリのほうがいいのでは?」などなど。
ルールを守って正しくやっていけば、その疑問が全部馬鹿らしく思えてくるようになりますよ。
なぜなら、商品なんて関係なく、飽和なんて気にもならなく、どんな販路でもやっていけるから。
もしもあなたがこれからもせどりを頑張りたいというお考えなら、ルールを守ってやってください。
はっきり言いますが、本当に生き残れる方法ってこれしかないです。
ルールを守って稼ぐことができるようになれば、なにがあろうとこの先ずっと稼いでいけるようになります。
なぜなら、職人技が一生ものであるように、稼ぐ技も一生ものだから。
「安く仕入れて高く売る」
このルールはあなたを稼ぎに導く唯一の指針です。
※さらに人の心理を考えれば無双です↓↓↓
心当たりがあるなら今すぐ変えましょう!
コメント