先日、仕入れアプリとKeepaの連動方法を記事にしましたが、今回は肝心のKeepaの使い方や見方について解説していきます。
今までモノレートを使っていた人は既にマスターしている人もいると思いますが、Keepaについてまだよくわからない人は是非参考にしてみてくださいね♪
なお、この記事に書いている内容は店舗せどりをやっている人に対して、仕入れ時の判断をするための見方についてです。
電脳せどりをしている人などで、アラート設定して値下がり通知を待つようなせどりをしている人向けに書いているものではありませんのでご理解ください。
それでは解説していきますね♪
店舗せどりで有効なKeepaの使い方や見方
まずは同じ商品でKeepaとモノレートそれぞれの表示画面を見てみましょう。
※例としてキヤノンのプリンターMG6230BKで説明します。
※店舗ではスマホで確認しますので、この記事もスマホ画面で説明します。
(スマホで表示しているため画面の見切れなどがありますがご理解お願いいたします)
■Keepa
■モノレート
モノレートの画面はシンプルですが、キーパの画面中央にはいろんなものを表すグラフがあり、右側にはグラフが表している内容が並んでいます。
Keepaはひと目で入ってくる情報量が多いだけに結構苦手意識を持つ人も多いと思いますが、ここでは前述の通り店舗せどりで仕入れ判断として最低限見るデータだけに絞って解説します。
まずは、グラフに表示されているものが何を表しているのかと、その見方について紹介していきますね。
グラフの左側に価格、右側にはランキング、下部は年月日を表しています。
そして、グラフの中には『青』『黒』『緑』の線があります。
各線が表しているのは、『青線が新品の出品状況と価格』『黒線が中古品の出品状況と価格』『緑線がランキング』です。
『出品状況』と表現しているのは、出品がなければ線自体が消えるので、線があるかどうかで出品状況が判断できるからです。
グラフの見方は、青・黒の各グラフが上下しているのが、新品・中古品の最低価格の変動です。
緑の線が変動しているのはランキングの変動なので、グラフが大きく下がったところで商品が売れたことを表しています。
さて、このKeepaのグラフですが、モノレートに慣れている人は非常に見づらく感じますよね。
なぜ見づらく感じるかというと、一つのグラフに3つの線が表示されているからです。
モノレートでは、『価格のグラフ』と『ランキングのグラフ』を分けてくれていたのでとても見やすかったです。
でも、これは慣れの問題なので、経験を積めば積むほど読解が早くなっていきますよ♪
次に、グラフの右側にある各項目について解説します。
拡大します↓↓↓
上から順番に、仕入れ時の判断で使えそうな項目だけ説明しますね。
●Amazon
『●Amazon』丸いオレンジマークが付いていると、Amazon本体が出品した履歴を見ることができます。
このグラフではオレンジの線が出ていませんので、Amazon本体の出品はないと判断できますよね。
ちなみに、この商品でAmazon本体が出品していたのは、かなり昔の2012年の終わりくらいまでですね。
拡大します↓↓↓
2012年11月22日のデータは、Amazon本体が14800円で出品していたようです。
新品最安値も14800円になっているので、Amazonがカートを取得していたことが容易に想像できますね。
なお、これから紹介する各項目もですが、『●Amazon』のような丸いマークはタップすることで表示・非表示を選べますので、不必要なものは消して簡素化することもできます。
●新品
青色(紫かも?)の線で新品の商品に対する出品状況と最安値を表しています。
新品の情報が邪魔な時は、タップすると非表示にできます。
●中古
黒色の線で中古品に対する出品状況と最安値を表しています。
●売れ筋ランキング
商品の回転状況がひと目でわかるランキング表示です。
この波形が多ければ多いほど良く売れている商品と言えますね。
●New 3rd Party
自己発送で出品している人の最安値です。
送料も含んだ価格です。
●Amazonによる配達
FBAの最安値です。
赤色に近いオレンジ色の三角形のマークで表示されます。
●Buy Box
カート価格です。
ピンク色の線で表示されます。
●中古-(ほぼ新品・非常に良い・良い・可)
中古品出品者のそれぞれのコンディションの最安値です。
「ほぼ新品は黒色の○」「非常に良いは緑色の△」「良いは茶色の△」「可は灰色の□」で表示されます。
拡大します↓↓↓
『中古品-非常に良い』がありませんよね。
このプリンターでは、今見ている期間に「中古品-非常に良い」での出品は1件もなかったことが伺えます。
また、何がどう売れたかの見方としては、例えば直近の6月21日に中古品の最安値は7480円でランキングは35280位、中古アイテム数は20となっていました。
それが、翌日の6月22日には中古品の最安値が8980円にアップしてランキングも9667位にアップ、尚且中古アイテム数が19に減っています。
つまり、ここでは中古品の可で出品していたものが1個売れたと読み取れます。
確実性が信じられない人のために、モノレートで見ても同じ結果になっています。
6月21日の中古品最安値7480円
翌日6月22日の中古品最安値8980円でランキンググラフも大きく変化しています。
グラフだけではなく実際の数字で見てみても同じです。
※Keepaでは中古アイテム数が20個から19個になっていますが、モノレートを見ると21日に中古出品者が20から21に増えて、翌日19に減っていますね。
つまり、中古品が一気に2つ売れている可能性があります。
●クローズアップビュー
ここをタップすると、少し金額を見やすくできます。
●新品・中古アイテム数
新品出品者数と中古出品者数です。(出品個数ではありません)
●期間
1日・1週間・1ヶ月・3ヶ月・1年間・全期間が選べます。
モノレートよりも細かく選ぶことができますね。
まとめ
以上が店舗せどりで仕入れ判断として使えるKeepaの見方です。
繰り返しますが、モノレートを使っていた人はKeepaに慣れるまではとても見づらく感じると思いますので、モノレートとほぼ見方が同じなデルタトレーサーの方が使いやすいと思います。
なので、今後はKeepaを使いながらも最終的な判断はデルタトレーサーというやり方でもいいと思います。
私自身も、6月15日以降はKeepaを使ったりデルタトレーサーを使ったりとケースバイケースでやっていますので(^^)
この記事では店舗仕入れで活用できるKeepaの使い方や見方について解説しましたが、最後にそれらすべてを覆すような仕入れ判断をひとつお伝えしておきます。
お店で見つけた商品が売れるかどうかの判断ですが、それがひと目でわかるのが『商品評価(レビュー)数』です。
評価数は商品ページにもありますし、Keepaにもひと目でわかるところに表示されています。
※若干の誤差は突っ込まないでください^^;
わざわざ商品評価やレビューを書いてくれる人の割合は、良くても購入者数十人のうち1人くらいです。
つまり、このプリンターなら600を超える評価が付いている時点でめちゃくちゃ売れている商品とわかります。
仕入れと販売の経験を積んでいくと、モノレートやKeepaなどの細かなデータがなくても、これだけで売れる商品であると判断可能になってきます。
また、フリマサイトやヤフオクなどの販売(落札)履歴からも、商品の相場がひと目でわかります。
モノレートが終了することで、せどりも終了するなんて言ってる人がいますが、そんな思考停止な言動は真に受けないようにしてくださいね。
私はモノレートが終了した以降からが本当のせどりの時代だと確信しています。
今までは人やモノに頼る他力本願な人でもある程度は稼ぐことができていました。
しかし、今後は “自ら稼ぎに行ける人” だけが進んでいける時代です。
稼ぎに行ける人とは、どこかの店舗に仕入れに行くという意味ではなく、正しい判断で正しい行動をする人です。
ノウハウやスキルは他人の机上論をつまみ食いして養っていくものではありません。
自らの判断と行動で失敗や成功を繰り返し、経験を積むことで血となり肉となるんです。
そのためには正しいやり方で判断行動し、良質なノウハウとスキルを身につけていきましょう。
そうすれば、どんな環境変化が起ころうと今後のせどり人生安泰ですから♪
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