今日の記事は結構重要です。
『新品せどりをやるのなら、いっそのことせどりなんてやらないほうがいいです』
衝撃的な言葉ですが、私は関わる人にはっきりとこう伝えています。
新品せどりは平均的な利益率が10%前後です。(最近ではもっと低くなりつつあるみたいですけど)
しかし、私が「新品せどりはダメ」って言ってるのは、すべての人にではなく下記に該当する人に対してです。
- 未経験者
- 初心者
- 資金力が豊かでない人
逆に、圧倒的資金力がある人なら、新品せどりをやっても問題ないと思っています。
なぜなら、そのような人は薄利ビジネスでも潤沢な投下資金によってリターンも大きくなるからです。
わかりやすい例で言えば、不動産投資みたいな感じですね。
不動産投資は年利9%程度が平均的な数字と言われています。
資金力がない人が年利9%の運用をしても、リターンも少なくお金が増える感覚も持てないくらいになります。
しかし、圧倒的資金力がある人が年利9%の運用をすれば、投下資金の大きさに比例してリターンも大きくなります。
なお、この例えはリスク面を一切考えず表現していますので、投下資金が大きくなればなるほどリスクも大きくなるのは当然ですけどね。
というわけで、せどりだけに使えるお金が圧倒的(最低でも1000万円以上)にある人なら、新品せどりでも銀行に預けるより全然大きく増やしていけるでしょう。
でも、せどりをしている人、またはせどりを始めようと考えている人で、せどりだけに使えるお金が1000万円以上ある人なんてほぼいないですから、結局「新品せどりをやっちゃダメ!」となるんです。
では、資金力がない人がまず人並みの資金力まで到達し、それを更に増やしていくためには一体どうすればいいのでしょうか?
情報の宝庫であるネット上でも、ここを詳しく解説しているものをほぼ見かけませんので、私の経験をもとに掘り下げていきたいと思います。
まず、私は新品せどりから手を出して大失敗しました。
新品せどりを始めて、数か月で月商300万円近くまで行き(当時の月商300はかなり凄い数字です)利益も出ていましたが、たとえ回転のいい新品せどりでも仕入れた商品すべてが1カ月以内に売れることなんてありませんので、実際の利益は売れ残りの在庫分に吸収されていきます。
(つまり、利益の大部分はお金ではなく“モノ”として残っていく)
それなのに、当時の私は「もっと月商を上げていけば、その分利益も大きくなるから、手元に残るお金も多くなる」と信じて、クレジットカード4枚をフルに使って仕入れをしていき、さらにクレジットカードの枠や枚数を増やすことにも注力していました。
でも、そもそもの利益が少ないままで仕入れに使うお金を増やしていくと、実際に増えるのは利益ではなくリスクだけです。
私の黒歴史は他の記事にも詳しく書いているので、これ以上詳しく掘り下げませんが、当時の状況を『一本の木』で表現しますね。
木は幹が伸びてそこから枝が生えていきます。
柱となる幹が大きく丈夫に育てば、そこから生える枝も太く大きなものになります。
逆に言えば、柱となる幹が無ければ、どんなことがあろうと枝は生えません。
自然の摂理とは恐ろしいもので、ビジネスでも全く共通したことが言えます。
せどりできちんと利益を出してお金を増やしていくためには、一本の大きくてしっかりした柱が必要です。
その柱は、世の中の変化(地震や強風)で簡単に倒れるようなものであってはなりません。
今現在も、これからも、毎月潤沢な利益をもたらしてくれて、ずっと続けていけるもの。
これがせどりの柱です。
せどり未経験者や初心者、また資金力のない人が、これから人並みの資金力をつくり、そこから更にお金を増やしていくために、柱は絶対に欠かせないものです。
その柱さえあれば、そこから枝を伸ばして、初めて新品せどりにも手を出すことができるようになるんです。
物事には順番があるように、せどりにも稼ぐための順番があります。
私のやってきたことに置き換えると、私はしっかりした柱も持たない状態で、いきなり枝のほうの新品せどりに全部の力を注いでいきました。
柱となる幹もないのに、どんなに枝部分に力を注いでも、その枝が育つ訳がありませんよね。
それどころか、枝部分に力を注げば注ぐほど、枝はどんどん重くなっていき、ある日突然「ポキッ」と折れてしまいます。
私の場合は「ポキッ」どころか「バァアアァアァキーーーーッッ!!!」っと折れましたけどね(+_+)
世の中の会社も同じですよね。
会社がある程度大きくなれば、多角経営するケースが多くなります。
その多角経営している会社が、柱となる事業を持たずにいろんなやり方に手を出していたとすればどうなってしまいますか?
早い段階で間違いなく倒産してしまいますよね。
でも、そんな無知な経営をしている会社はまずないので、きちんと利益をもたらす柱となるものを持っているから多角経営できているんです。
自然の摂理はすべてに共通するので例えを挙げればきりがなくなりますが
「資金力のない人がまず人並みの資金力まで到達し、それを更に増やしていくためには一体どうすればいいのか?」
まとめると、とにかく確実に稼ぐために順序を間違えないこと。
未経験者・初心者・資金力のない人は、まず自分の身の丈に合ったお金で、身の丈に合った仕入れをして、利益は圧倒的に取る。
これなら誰でも今すぐできます。
せどりで月に10万円や20万円の利益を出すためには、仕入れに最低でも60万円や70万円は必要と思っている人だらけです。
私の経験からすると、わずか10万円や20万円の利益のために、毎月毎月そんなお金使って仕入れしてたらリスクしかありません。
その程度の利益なら、月の仕入れは5万円から10万円も使うことなく達成できます。
つまり、差額の50万円や60万円ものお金を毎月余計に費やしているんです。 みなさん本当に。
未経験者・初心者・資金力のない人が、これで柱なんて作れるはずありませんよね。
そんな余計なお金を毎月毎月使うのなら、そのお金のうちのいくらかを支払ってでも、稼げるやり方を教えてもらうほうが賢明です。(宣伝ではありません)
今日なぜこんな記事を書いたかというと、ネットでたまたま「初心者は新品せどりから入れ!」などと声高々に言ってる人を見たからです。
「情弱を餌にするのもいい加減に・・・!」と、心の中で怒りが沸々と湧きあがったので抑えきれず記事にしました。
だから、ここで私も声高々に宣言させていただきます。
- 未経験
- 初心者
- 資金力のない人
以上の人は、新品せどりはやらないほうがいいです。
新品せどりを始めたいなら、収入の柱となるものを作ったうえで、余剰資金を更に増やしていくために“枝部分”として始めるようにしましょう。
今どんなにお金に困っていようとも、この順序をきちんと守ってやっていく人だけが、わずかな期間で潤沢な資金を作り、それを更に増やしていくことができますよ。
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