Amazonせどりをある程度しっかりやっている人は、FBAを使っていることが多いと思います。
Amazonで商品を販売するには、まず出品用のアカウントを作る時に「小口」と「大口」のいずれかを選択する必要があり、小口なら商品が売れたら基本的に自分自身で発送作業をしなければなりません。
ひとくちで発送作業と言ってもただ単に商品を送れば良いのではなく、商品ひとつひとつにダンボールなどの箱を自分で用意して、納品書を印刷し商品を梱包して発送を行います。
一日で商品1個だけを発送する程度ならそんなに大した作業にはなりませんが、これが5個や10個の発送作業をするとなると話は別です。
やったことのある人はわかると思いますが、これだけでかなりの労力と時間を費やすことになりますので。
一方、大口出品者が使えるFBAというシステムなら、商品が売れた際の発送作業を全てAmazonに丸投げできます。
私たち出品者は、仕入れた商品をパソコンでAmazonのカタログに紐づけして登録しておき、あとはそれらの商品を所定のFBA倉庫にまとめて送っておけばいいだけです。
商品をどんどん仕入れてFBA倉庫に送っておけばいいだけで、売れたら通知が来て「あ、売れたんだね!」って喜べばいいだけなので、まさに「ほったらかし」でお金が振り込まれるのを待っている状態です。
また、商品をFBAに送っておけば部屋の中がモノで溢れかえる心配もないですし、何より自己発送の商品よりもFBA出品の商品のほうが高値にできて売れ行きもいいです。
このように、何から何までメリットの大きいFBAというシステムですが、そのシステムはもちろん無料で使うことはできません。
商品1点1点に手数料という形で費用が発生してきます。
しかし、それでも自己発送することとFBAに全て丸投げすることでは作業に天と地ほどの差が出ますので、みなさん手数料を引かれてでもFBAを使っているわけですが、そんなFBA手数料も定期的に値上がりし続けており、特に新品せどりをしている人たちは悲鳴を上げ続けていますよね。
今年の2月にも値上げがあったところです。
現在、このFBA手数料の値上げが原因でAmazonせどりから撤退している人が多くなっているのが事実なんですが、私から見るとせっかく今までAmazonで商品を販売してきたノウハウがあるのに、手数料の値上げの理由でビジネスそのものを辞めてしまうのが非常にもったいないと感じでしまいます。
撤退するくらいなら、「Amazonの手数料に負けないくらいの利益が確保できる商品を取り扱う方向に変えていければいいのにな」って。
商品を仕入れる段階で潤沢な利益を確保しておけば、Amazonの手数料アップなんて多少のかすり傷くらいにしか思えなくなります。
新品せどりをされているような人は、平均利益率が10%台くらいになるため手数料1%アップが大打撃になりますが、私のように利益率50%くらいを確保するせどりをしている人は、手数料1%アップなんて「へぇ、高くなるのね」と思う程度です。
まあ、50%の利益率があるということは、手数料で今より10%余計に持っていかれても40%の利益率になるだけなのでそれでも潤沢な利益は残っていることになりますので。
(あのAmazonでもさずがに一気に10%上げることはないでしょうけど^^; もし10%も上がったら、せどりをする人は今の半分以下になってしまうと思います)
しかし、私の個人的な予想ではありますが、Amazonはこれからもいろんな形で手数料アップにつながるようなことをしてくると思います。
だからこそ、低利益なせどりをしている人は今の段階から対策を打っておかなければなりません。
その時が来てから「さあどうしましょ」と言ってたのでは取り返しがつかないんです。
今、利益率が10%台なんて人はもちろん、20%台前半でも黄色信号だと思っています。
Amazonというプラットフォームは、私がせどりをはじめてからの過去5年間くらいでも大きく変化してきていますので、同じようにこれから5年後も必ず変わっていると思います。
せどりの目的は利益を出すことですが、今でもその利益に悩んでいる人が今後ますます厳しくなっていく条件の中で生き残れる可能性は限りなくゼロに近いです。
そんなせどりをしている人は、一時的な流行りの情報に飛びついてその日暮らしのせどりをしていくのではなく、今のやり方を根本から変えないと本当の終焉が近いということに気付いてくださいね。
せっかくより良い人生を求めてAmazonせどりを始めたのに、そのAmazonの手数料に食われて全てを失うなんて本末転倒です。
Amazonせどりでお金を残すことに自信がないという人は、かなりの危機感を持って今一度あなたのせどりスタイルをよく見てください。
きちんと利益の出せるせどりをしている人にとっては、FBAというシステムは本当に素晴らしいものです。
それが例え多少手数料が高くなったとしても、これからも必ず利用していきたいと思える最高のシステムだと思います。
私たちの力では、Amazonの手数料を安くするなんてことはできませんよね。
だからこそ私たちの力でできる「潤沢な利益を確保する」ほうに注力していきましょう!
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