せどりをやっている人の中には特定のジャンルの商品だけを取り扱っている人がいます。
有名なところでは「本せどらー」「家電せどらー」「CD・DVDせどらー」と言われる人たちですね。
私もせどりを始めた頃は本専門でやっていました。
全く稼げませんでしたけど。。
でも、私が本せどりで稼げなかったのは決して本せどりが悪いのではなく、私の知識不足ややり方の問題が原因です。
本せどりは、正しいやり方をすれば今でも十分稼ぐことは可能です。
そして、それは本だけに限らずどんなジャンルでも同様です。
しかし、今まで何年もせどりをやってきて思うのは、せどりで取り扱うジャンルを特定のものだけに絞るのはおすすめできないということです。
では、どうしてジャンルを絞ることをおすすめしないのか、この記事で解説していきたいと思います。
ジャンルを絞るメリット
「ジャンルを絞るのはおすすめできない」と言ってはいますが、もちろん絞ることで得られるメリットもあります。
例えば、本を専門で取り扱っている人は、本の商品知識が身に付きやすく、頻繁に取り扱う商品は目利きで簡単に仕入れができるようになります。
販売するときも過去の経験が役立ち、一般せどらーに比べるとお客様に自分を選んでくれるようなコツを掴んでいる人もいるでしょう。
お店にはいろんなジャンルのいろんな商品が溢れていますが、あれもこれもとお店の隅々まで見ていく必要もなく、ひとつのコーナーだけを見て仕入れすることも可能ですので、非常に楽ですし店舗内での時短にも繋がると思います。
これは本以外でも同じで、ジャンルを絞るとこのようなメリットが生まれるのも事実です。
ジャンルを絞るデメリット
ジャンルを絞ることでメリットがあることはわかりました。
しかし、そんなメリットがあってもそれでもあえて絞らないほうがいいと言うのは、大前提としてせどりをする理由は利益を追求するためだからです。
ジャンルを絞ったとしてもそこから利益を出すことは可能ですが、その他のジャンルからも本来取れるはずの利益を見過ごしてしまう可能性がでてきてしまいます。
このメリットとデメリットを、特定のジャンルだけでせどりをしている人と議論すると水掛け論のようになりがちなんですが、例えばゲームせどらーの人なら「A店でゲームコーナーを見て商品を仕入れてたら、次はB店で仕入れをすればいいだけなので、ジャンルを絞ることにはなんのデメリットもない」と言われるかもしれません。
でも、私のようなオールジャンルのせどりをしている人間から見ると、「A店で見たゲームコーナーのすぐ隣のコーナーで1万円以上の利益が取れている可能性が十分考えられますよ」ってことなんです。
確かにA店のゲームコーナーを見て終わったらB店に移動すればいいだけの事かもしれませんが、ジャンルに拘らなければB店への移動時間の間に今いるA店で利益を出している可能性がかなり高いんです。
これってすごく単純でどっちでもいいことのように感じる人もいるかもしれませんが、実際に店舗せどりをやっている人には「時短」と「利益幅」の点から共感いただけるかと思います。
そして、これが50店舗、100店舗と積み重なっていけば、特定ジャンルだけのせどらーと私たちの「時間&利益」の差がとんでもない事になっていきます。
せどりをする理由は利益を追求するためと書きましたが、この「時短」と「利益幅」はどちらも利益とイコールです。
ジャンルを絞ると仕入れできるお店も限られてきますし、その分移動回数も距離も時間も増える傾向にあります。
だから利益の追求と矛盾してしまうんです。
まとめ
この記事では、せどりをするにあたってジャンルを特定した時のメリットとデメリットを解説しました。
今まで特定のジャンルでせどりをしていた人は、そのメリット部分を生かして少しずつでも他のジャンルも同じようにリサーチしていき、最終的にオールジャンルで勝負できるように成長していきましょう。
数年前までのせどりなら、ある程度ジャンルを絞ってしまっても十分利益を出してやっていける時期もありました。
しかし、今の状況はそれだけではなかなか上手くいきにくい時代になっています。
仕入れ段階から出品販売まで、ただ単にAmazonとの価格差だけを調べてせどりを継続していけるような時代でもありません。
そんなシビアな状況になっている今だからこそ、自ら選択肢を減らして制限された中で勝負していくのではなく、ビジネスの本質を見抜いて幅広いジャンルで臨機応変に勝負していける人間になりましょう!
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