副業でせどり物販をやるにしても絶対に避けて通れない道があります。
これから書くショートストーリーは、副業をしていくあなたの未来を想像しながら読んでみてくださいね。
あなたはこれから「ある目的地」にたどり着くための旅に出ました。
その目的地にたどり着くのは決して簡単ではなく、しかも道中避けて通れない道もあるようです。
そんな簡単にはたどり着けない目的地に向かって、あなたは大きな希望と共に元気よく出発しました。
そして、あなたは目的地に向かって順調に歩んでいきます。
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と順調に進んできたあなたは、ある日大きな広場にたどり着きました。
そこには数えきれないほどの多くの人たちがいました。
そこにいる人たちは、あなたと同じ志を持って目的地にたどり着くために旅に出た人たちです。
その人たちのお話を聞いてみると、みなそれぞれ悩みを抱えています。
「旅に出てここに来るまで、順調に進んできた」
「でも、ここに来てから頭打ち状態でなかなかもう一段階上に進んでいけないんだ」
という人や
「もう私はここで旅を辞めるよ」
「この先どの道を進めばいいのかわからない」
などと目的地への旅を諦めて帰っていく人もいます。
この大きな広場にいる人は、せどり物販で言う「頭打ち状態」の人たちであり、「売っても売っても利益が残らない破綻間際」の人たちです。
でも、この広場は目的地にたどり着くための旅の途中で、誰もが必ず一度は訪れるようになっている場所です。
誰もが必ず訪れる場所であり、今後の人生の転機になりうる場所なのに、残念ながらここから間違った方向に進んでいく人や、旅を辞めて元の方向に戻ってしまう人がほとんどです。
(中にはこの広場にずっと居続ける人もいます)
この広場にたどり着いたのは大きなチャンスなのに、ほとんどの人が更に間違った方向へ進む現実・・・
本当に残念ですが仕方ないことです。
物語に戻ります。
この大きな広場の先には何本もの道が放射状に延びています。
あなたがこれからどの道を進んでいくべきかと悩んでいる時、通りすがりの人が「最短で目的地にたどり着ける道は、あの道だよ」と言って去っていきました。
それを聞いたあなたは、その道の入口まで行ってみました。
でも、その道を歩いている人など誰もいません。
それもそうです、その道は他の道に比べてデコボコの悪路で歩むスピードも遅くなりそうですし、地味な雰囲気で人が避けたい要素満載の道でした。
一方、その道のまわりには目的地にたどり着けそうなきれいな道がたくさんあります。
旅を続ける人は、そんなキレイで歩きやすそうな道へ次から次へと入っています。
そのキレイな道には、道先案内人のような人までいて、「この道はあなたの目的地にたどり着くために歩みやすい道になっていますよ」と大きな声で数多くの人を呼び込んでいます。
大勢の人たちが、道ごとにいる案内人の呼び込みや人の流れを見て入っていく道を決めているようです。
そこに、先ほど通りすがりに道を教えてきた人が再びあなたの前に現れました。
あなたは少しムッとしましたが、よくよく聞いてみるとその人は実はあなたが行こうとしている目的地の住人のようです。
その人も始めはあなたと同じ旅人で、当時はこんなにきれいな道はなく、困難を承知であのデコボコ道を歩んで目的地にたどり着いたそうです。
その道を初めて通った時は、それはそれはなかなか思うように進めなかったとのこと。
でも、進む速度は遅くても一歩一歩進み続け1、2ヶ月経ったときにふと気付くと、あれだけデコボコで進むのが困難だと思っていた道でも歩き方のコツがわかり、その後は進むスピードを自分で自由自在にコントロールできるようになってあっという間に目的地にたどり着いたそうです。
その人は言いました。
「目的地を決めて旅を始める人は多い。しかし、その中のほとんどの人は途中で旅を辞めてしまうか、歩みやすい道だけで旅を続け、結局目的地にたどり着くことができない」
「自分が一度決めた目的地にたどり着くために、少し躊躇しそうな道を人生のわずか数ヶ月の間全力で歩むことが出来ない人は、いつまで経っても今のままかそれ以下だ」
さて、目的地にたどり着くための最善の方法を知らない大勢の人たちは、そもそもそこに行ったことがないのですから、道先案内人の話を聞いても本当に正しい情報なのか判断できるはずもありません。
そこで、困った人たちは根拠のない目の前の情報だけを見て「この道先案内人はいい人そうだから」「この道は多くの人が選んでるから」など、考え抜くことを諦め選ぶ理由を自分の都合のいいように正当化し、自らの力で目的地にたどり着くということすら見失ってしまいました。
人の意見やまわりの多くの人たちの流れに自ら完全に乗っかって他力本願で目的地に向かってしまったんです。
もちろん、そんな彼らの選択肢にはあのデコボコ道などあるはずもありません。
そして・・・
彼らは思い通りに目的地にたどり着けそうになくなれば、最終的にそれを道先案内人のせいにします。
「自分は決して悪くない!」
「悪いのはすべて自分以外のまわりに原因があるんだ!」
「なぜなら、道先案内人はここから目的地にたどり着けると言ったじゃないか!」
そして、案の定その人たちはその後何年経っても目的地にたどり着けることはできませんでした。
さて、ここまで読まれたあなたは、目的地にたどり着けている自分の姿をリアルに想像できたでしょうか?
広場で目的地の住人に出会えたあなたは、他の旅人よりも断然優位に立てています。
しかし、その後どうなっているかは・・・あなたの行動次第です。
あなたが住人の言うことを右から左に流し「道先案内人のいるキレイな道ならもっと楽に目的地にたどり着けるよ」と思ったなら、その後どうなってるかはあなた自身が実際に体験してみてください。
反対に、あなたが住人の言うとおりの道を進み続ければ、途中で引き返さない限りいずれ必ず目的地にたどり着いているでしょう。
でも、いつたどり着けるかはあなたの進むスピード次第で変わります。
早い人は一般的な速さの3倍以上のスピードでたどり着きます。
遅い人は一般的な速さの3倍以上の時間がかかってようやくたどり着きます。
正しい道を歩んだとしても、そこから目的地に着くまでの時間は、あなたの気持ちや行動量で全く変わってくるんです。
あなたの人生は、すべてあなたの意志どおりになっているんです。
あなたはすでに副業をしていますか?
それともこれから副業を始めるところですか?
いずれにしても、副業をやっても目的地になかなかたどり着けないという人は、このストーリーをもう一度読み返してまず根本の考え方から変えましょう。
- 見た目だけで道を選択しない(目的地にたどり着くことにフォーカスする)
- 表面上キレイに見える情報に飛びつかない(オイシそうな情報のつまみ食いは破綻への第一歩)
- 副業を始めるからには副業だと思ってやらない(副業 = 本業の意識)
この先10年後も100年後も稼ぎ続けることができる本当のやり方は、インターネットなど存在しない遥か昔から変わらないやり方です。
その不変のやり方とは、『人の心理』に基づいたやり方です。
せどりはネット物販と言えど、モニターの向こう側にいるのは意志を持った人ですからね。
そして、あなたが選択すべきなのは目的地にたどり着くための道です。
それなのに、世の中には「道がキレイだから」「みんなが歩いているから」「道先案内人の話がすごいから」など、目的地にたどり着くことと関係のない表面的なものしか見えてない人がほとんどです。
物販で言うと、「月商1000万円なんてすごい!」「車パンパンに仕入れるなんてすごい!」「この情報発信者の話はすごい!」と言って、表面上のことしか見えてないのと同じです。
せどり物販の目的地は『利益を出してお金を残して更に増やしていくこと』です。
仕入れの多さや、月商の大きさが目的ではないんです。
あふれるほどの情報に惑わされず、しっかりと地に足を付けて歩んでください。
あなたが一日も早く目的地にたどり着けることを心から祈っています。
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