私は普段から「利益率の高いせどりをしましょう」と言い続けています。
このブログの読者さんには改めて言うまでもないですよね。
あなたも、商売をするんだったら利益率の高い商売の方が良いということは理解しているはずです。
でも、なぜそこにこだわらないといけないのか真剣に考えたことはありますか?
ただ単に「利益が大きいほうが儲けやすいから」という理由で済ませていませんか?
まあ、「儲けやすい」ということも「お金が残る」ということも、どちらも正解ではあります。
しかし、今日はそんな感覚的な答えではなく、リアルな数字で利益率が高くないといけない理由をご説明します。
さて、もしもあなたがせどり経験者で、以前の私みたいに利益率の低いせどりをやっていて資金ショートの状態に陥るような経験をした人だったら、お金が残る大切さを身をもって理解していらっしゃると思います。
そんな場合でも「あのときは辛かった」だけで済まさず、ダメだった原因をきちんと数字にして理解するようにしましょう。
ビジネスは、感覚も大事ですが全て感覚だけでやってしまうと博打と変わらなくなってしまいますので。
ということで、利益が高くないといけない理由を数字で説明していきたいと思います。
数字と言っても簡単ですのでご安心くださいね。
まず、7年以上前に私がやっていた新品せどりのスタイルです。
【利益率の平均】 → 【10%台】
こんな感じでした。(ちなみに、今の新品せどりの世界では利益率10%以が主流のようです)
これを「仕入れた商品」と「売れた商品」に当てはめて考えてみると・・・
例えば、仕入れ値5,000円の商品を10個仕入れたとします。
そして、Amazonで売れると1個1,000円の利益が出るとします。
つまり、1個5,000円で仕入れた商品がAmazonで1個売れると、手数料などを引かれて残りの6,000円の入金があるということです。
【仕入金額】
5,000円×10個=50,000円
この仕入れの元を取るためには・・・
10個のうち8個売れた場合
6,000円×8個=48,000円(2,000円の赤字)
10個のうち9個売れると
6,000円×9個=54,000円(4,000円の黒字)
この数字を見て何か感じませんでしたか?
ハッキリ言って恐怖を感じませんでしたか??
私は全米を震撼させるホラー映画以上の恐怖を感じました。
商品を10個仕入れても、その内9個売れて初めて利益が手に入るんですよ?
8個じゃダメなんです!
9個売れない限り赤字なんですよ!
しかも、この時点で利益はわずか4,000円!
わずか4,000円の利益のために45,000円もの投資をしていることになります。
(10個売れても10,000円の利益のために50,000円もの投資という怖さ)
なんという現実でしょう。
新品せどりで仕入値5,000円で利益1,000円というのは一般的な数字です。
始めからこれだけ崖っぷちの状態なのに、よくある値下げ競争が発生すると・・・
考えただけで背筋が凍りそうになりますね。
もちろん仕入れる前にモノレートなどのツールで売れ行きなどを判断して仕入れますので判断さえ間違えなければ、新品なら売れ残る可能性は少なくなるでしょう。
しかし、全て売れてしまうまでには想定売価よりも実際の売価が下がってしまうのは日常的ですし、想定期間内に売れなければ、赤字の上にクレジットカードの請求が先に来てしまいます。
いかがでしょうか。
これが新品せどり(利益の低いせどり)の現実なんです。
負け戦とわかって参戦しているようなもので、私なら恐ろしくてやってられません(笑)
私の知り合いには、月商1,000万円超えの新品せどらーが複数いますが、みんな共通して「お金が残らない」というのもわかります。
新品せどらーが、情報発信をして弱者を餌に別の収入を得ないと食べていけないのもよくわかります。
私は、このようにきちんと数字を出してみて現実を知った時に、「二度と新品せどりには戻らない」と心に決めました。
もちろん、新品でもかなりの利益が取れるものがあれば仕入れます。
でも、新品だけというやり方は二度としません。
それでもあなたが「新品専門でせどりをやる」と仰るなら・・・
私は止めはしませんけど。。
さて、新品の怖さが分かったところで、次は中古で数字を出してみます。
私のやっている中古せどりでは、これから例にあげるような高価な商品を仕入れることはないんですが、あえて新品せどりと同じ条件で比較しますね。
仕入れ値5,000円の商品を10個仕入れました。
Amazonで売れると1個3,000円の利益が出るとします。
【仕入金額】
5,000円×10個=50,000円
この仕入れの元を取るためには・・・
10個のうち7個売れた場合
8,000円×7個=56,000円(既に仕入れ値回収済み)
10個のうち6個売れると
8,000円×6個=48,000円(2,000円の赤字)
一般的な中古せどりでは、このくらいの数字に落ち着きます。
仕入れたものの6~7個が売れると元が取れて、あとは全部利益という感じです。
両者を比較して、「せどりをするのにどちらを選びたいですか?」と聞かれると、あなたはどちらを選びますか?
大半の人は中古のほうに関心が行きますよね。
そう、それでいいんですけど・・・
本当のことを言うと、例に挙げた一般的な中古せどりでも、よほど上手くやっていかないとお金は残りません!
だから、私は仕入れを極限まで抑えて、利益を極限まで上げる、独自の中古せどりをやっています。(間違いなく日本でこのやり方をしている人はどこにもいません)
私のやり方がどのようなものかと言うと・・・
仕入れ値500円の商品を10個仕入れました。
Amazonで売れると1個2,000円の利益が出るとします。
【仕入金額】
500円×10個=5,000円
この仕入れの元を取るためには・・・
10個のうち2個売れた場合
2,500円×2個=5,000円(既に仕入れ代金回収済み)
10個仕入れた商品のうち、わずか2個売った時点で元が取れています。
そして、残り8個の商品は全てまるまる利益になります。
(こんなことはありえませんが)たとえどんな値下げ競争に巻き込まれ、どれだけ損切り状態になっても、残りの8個の商品は全て利益になるんです。
この現実、信じられますか?
おそらく経験したことのない人は絶対に信じられない世界の数字だと思います。
「例えの数字が極端すぎる!」とおりを受けそうですが、この数字は私がやっているせどりのリアルに近いです。
だって、私の平均仕入れ単価は400円台ですから。
今回はきちんと数字でわかるようにしたのでこれ以上細かく言いませんが、今までもこれからも、せどりをするなら圧倒的利益率を出せる中古を強くおすすめする理由を少しはご理解いただけたんじゃないでしょうか?
繰り返しますが、中古せどりといっても、一般的な中古せどりではなく圧倒的利益率を出す中古せどりです。
私には息子がいますが、もしも自分の息子が「せどりをやる」と言ってきたらどんなことがあっても中古せどりをやらせます。
もちろん、一般的な中古せどりではなく、圧倒的利益率を出す中古せどりです。
もしも息子が“一般的な中古せどり”をやりたいと言ってきても、絶対に“圧倒的利益率を出す中古せどり”をやってもらいます。
それでも新品をやるというのなら、他のビジネスをすすめますけど 笑
※現在実際に中古せどりを教えています
さて、今日は具体的な数字を出してあなたに気づいてもらえるようにしました。
今もしもあなたが新品せどりをやっていて、この数字に何の感情も抱かなければスルーしてください。
でも、現状のせどりをやっているとこの先少しでもあなたに悪いことが起こりそうだと思ったなら、1日でも早く『圧倒的利益率を出す中古せどり』に目を向けてくださいね。
仮に、あなたが私の家族だったら、半ば強制的にシフトさせちゃいますけどね(笑)
ではまた!
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